令和5年度 問題A No.38論点:設備機器重要度 A配点 1点未着手

冷凍機(遠心冷凍機・吸収冷凍機)

これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年9月3日(日)実施) 問題A No.38の問題です。論点は「設備機器」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

冷凍機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(4) 吸収冷凍機は、運転中も機内が大気圧以下のため、加熱源に蒸気を使用する場合でも、圧力容器の規則は適用されない。

解き方

  1. 吸収冷凍機は冷媒に水を用い、機内(蒸発器・吸収器など)は運転中も大気圧以下に保たれるので、高圧ガス保安法の適用を受けない。
  2. しかし、加熱源に蒸気を使用する場合、再生器で蒸気を受け入れて溶液を加熱する部分は、容器内の圧力が大気圧を超える。このような容器は、労働安全衛生法施行令第1条第5号イの第一種圧力容器(小規模なものを除く)に当たり、規模によってはボイラー及び圧力容器安全規則が適用される。機内が大気圧以下であることを理由に、蒸気を使用する場合でも圧力容器の規則は適用されないとした(4)が適当でない。
  3. (3)の遠心冷凍機は、吸込みベーン制御や回転数制御によって広い範囲で連続的に容量を制御でき、アンローダによる段階的な制御の往復動冷凍機に比べて負荷変動への追従性がよく、容量制御も容易である。(1)(2)も容量制御の方法として適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。遠心冷凍機の容量制御には、吸込みベーンの開度を変えて冷媒ガスの流入量を制御する吸込みベーン制御がある。
  2. (2)適当。蒸気を加熱源とする吸収冷凍機は、再生器に入る蒸気量を制御弁で調整して容量を制御する。
  3. (3)適当。遠心冷凍機は吸込みベーン制御や回転数制御で連続的に容量を制御でき、往復動冷凍機に比べて負荷変動への追従性がよい。
  4. (4)適当でない。加熱源に蒸気を使用する場合、蒸気を受け入れる再生器の部分は内部の圧力が大気圧を超え、規模によっては第一種圧力容器として圧力容器の規則の適用を受ける。
引っかけ:吸収冷凍機は機内が真空に近いので高圧ガス保安法の適用を受けないが、蒸気を加熱源とする場合は蒸気側が大気圧を超えるので、圧力容器の規則の適用を受けることがある。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年9月3日(日)実施) 問題A No.38。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する