令和4年度 問題B No.2論点:工程管理重要度 B配点 1点未着手

ネットワーク工程表(フロートと遅延)

これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.2の問題です。論点は「工程管理」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

下図のネットワーク工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

ただし、図中のイベント間のA〜Iは作業内容、日数は作業日数を表す。

ネットワーク工程表。イベントは①〜⑧。作業A:①→②(7日)、作業B:①→③(6日)、ダミー:②→③(破線)、作業C:②→④(8日)、作業D:②→⑤(6日)、ダミー:④→⑤(破線)、作業G:④→⑧(14日)、作業F:⑤→⑥(6日)、作業I:⑥→⑧(7日)、ダミー:⑥→⑦(破線)、作業E:③→⑦(12日)、作業H:⑦→⑧(9日)。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(3) 作業内容Iのフリーフロートは、1日である。

解き方

  1. 最早開始時刻は、①0、②7、③max(6, 7+0)=7、④7+8=15、⑤max(7+6, 15+0)=15、⑥15+6=21、⑦max(7+12, 21+0)=21、⑧max(15+14, 21+7, 21+9)=30日となる。クリティカルパスはA→C→ダミー→F→ダミー→Hの1本で、所要日数は7+8+6+9=30日である。
  2. 最遅完了時刻は、⑧30、⑦30−9=21、⑥min(30−7, 21)=21、⑤21−6=15、④min(30−14, 15)=15、③21−12=9、②min(15−8, 15−6, 9)=7となる。作業Bのトータルフロートは③の最遅完了時刻9−①の最早開始時刻0−6=3日である。
  3. 作業Iのフリーフロートは「後のイベント⑧の最早開始時刻 − 前のイベント⑥の最早開始時刻 − 所要日数」=30−21−7=2日であり、1日ではない。よって(3)が適当でない。
  4. 作業Iが3日遅延して10日になると、A→C→ダミー→F→Iの経路が7+8+6+10=31日となる。クリティカルパスはこの経路に変わり、所要日数は1日遅延する。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。クリティカルパスはA→C→ダミー→F→ダミー→Hの1本で、所要日数は30日である。
  2. (2)適当。作業Bのトータルフロートは、9−0−6=3日である。
  3. (3)適当でない。作業Iのフリーフロートは、30−21−7=2日である。
  4. (4)適当。作業Iの経路が31日となってクリティカルパスが変わり、所要日数は1日遅延する。
引っかけ:フリーフロートは後続イベントの「最早開始時刻」、トータルフロートは後続イベントの「最遅完了時刻」から求める。遅延がトータルフロート(Iは2日)を超えた分だけ工期が延びる。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する