令和4年度 問題A No.17論点:熱負荷・空気線図重要度 B配点 1点未着手

湿り空気線図による有効加湿量の計算

これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題A No.17の問題です。論点は「熱負荷・空気線図」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

下図に示す暖房時の湿り空気線図において、空気調和機の有効加湿量として、適当なものはどれか。

ただし、風量は10,000m³/h、空気密度は1.2kg/m³とする。

暖房時の湿り空気線図。横軸は乾球温度t(℃)、縦軸(右)は絶対湿度x(kg/kg(DA))、左上の斜めの目盛は比エンタルピーh(kJ/kg(DA))。状態点は5つ。絶対湿度0.0014・比エンタルピー5.4の点から直線が引かれ、絶対湿度0.0050・比エンタルピー29.4の点を通って絶対湿度0.0066・比エンタルピー38の点に至る。絶対湿度0.0050・比エンタルピー29.4の点から水平に右へ、絶対湿度0.0050・比エンタルピー42の点まで線があり、そこから絶対湿度0.0066・比エンタルピー47の点まで上向きの線がある。比エンタルピー47の点と比エンタルピー38の点は絶対湿度0.0066の水平線で結ばれている。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) 19.2kg/h

解き方

  1. 図の5つの状態点のうち、外気(比エンタルピー5.4、絶対湿度0.0014)と還気(38、0.0066)を混合した点が(29.4、0.0050)である。混合空気を加熱コイルで加熱した点が(42、0.0050)、加湿器で加湿した点が(47、0.0066)である。
  2. 加湿で増えた絶対湿度は0.0066 − 0.0050 = 0.0016kg/kg(DA)である。
  3. 有効加湿量L = 風量 × 空気密度 × Δx = 10,000 × 1.2 × 0.0016 = 19.2kg/hとなり、(1)が適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。加湿前後の絶対湿度の差0.0016に質量流量12,000kg/hを乗じて19.2kg/hとなる。
  2. (2)適当でない。図の絶対湿度の差から求めると30.4kg/hとはならない。
  3. (3)適当でない。43.2kg/hは外気と混合空気の絶対湿度の差(0.0050 − 0.0014)を用いた値である。
  4. (4)適当でない。62.4kg/hは外気と給気の絶対湿度の差(0.0066 − 0.0014)を用いた値である。
引っかけ:加湿量は加湿器の前後(加熱後の点→加湿後の点)の絶対湿度の差で求める。外気からの差を使わない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題A No.17。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する