ネットワーク工程表(クリティカルパスとフロート)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年9月12日(日)実施) 問題B No.2の問題です。論点は「工程管理」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図のネットワーク工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ただし、図中のイベント間のA〜Iは作業内容、日数は作業日数を表す。

解答欄
正解
正解:(2) イベント⑤の最早開始時刻と最遅完了時刻は同じで、15日である。
解き方
- 最早開始時刻は、①0、②7、③max(10, 7 + 0) = 10、④10 + 8 = 18、⑤max(7 + 8, 18 + 0) = 18、⑥max(7 + 12, 18 + 6) = 24、⑦max(24 + 0, 18 + 5) = 24、⑧max(24 + 9, 24 + 9) = 33日となる。
- 最遅完了時刻は、⑧33、⑦33 − 9 = 24、⑥min(33 − 9, 24 − 0) = 24、⑤24 − 6 = 18、④min(18 − 0, 24 − 5) = 18、③18 − 8 = 10、②min(10 − 0, 18 − 8, 24 − 12) = 10日となる。イベント⑤の最早開始時刻と最遅完了時刻はどちらも18日であり、15日ではない。よって(2)が適当でない。
- クリティカルパスはB→D→ダミー→F→HとB→D→ダミー→F→ダミー→Iの2本で、所要日数は10 + 8 + 6 + 9 = 33日である。作業Eのトータルフロートは24 − 7 − 12 = 5日、作業Cのトータルフロートは18 − 7 − 8 = 3日である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。クリティカルパスは①→③→④→⑤→⑥→⑧と①→③→④→⑤→⑥→⑦→⑧の2本で、所要日数は33日である。
- (2)適当でない。イベント⑤の最早開始時刻と最遅完了時刻はどちらも18日である。15日はA→C経由の値で、D→ダミー経由の18日が最早開始時刻になる。
- (3)適当。作業Eのトータルフロートは、⑥の最遅完了時刻24日 − ②の最早開始時刻7日 − 所要日数12日 = 5日である。
- (4)適当。作業Cのトータルフロートは3日あるので、2日短縮しても工期は33日のまま変わらない。
引っかけ:ダミーを通る経路の比較を落とさない。⑤はC経由の15日ではなく、D→ダミー経由の18日が最早開始時刻になる。
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論点ページ:工程管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年9月12日(日)実施) 問題B No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する