ネットワーク工程表(フロートと結合点時刻)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年9月13日(日)実施) 問題B No.4の問題です。論点は「工程管理」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図に示すネットワーク工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ただし、図中のイベント間のA〜Jは作業内容、日数は作業日数を表す。

解答欄
正解
正解:(1) 作業Gのトータルフロートは、作業Jよりも1日多い。
解き方
- 各イベントの最早開始時刻は、①0、②4、③5(作業Bの5とダミー②→③の4の大きいほう)、④9、⑤11、⑥11(作業Dの9、ダミー④→⑥の9、ダミー⑤→⑥の11の最大)、⑦16(作業Fの15と作業Gの16の大きいほう)、⑧16(作業Hの15とダミー⑦→⑧の16の大きいほう)、⑨24(作業Iの22と作業Jの24の大きいほう)である。全体工期は24日である。
- 最遅完了時刻は、⑨24から逆にたどって⑧16、⑦16、⑥11、⑤11、④10、③5、②5、①0となる。クリティカルパスは①→③→⑤→⑥→⑦→⑧→⑨(B・E・G・J)である。
- 作業GのTFは⑦の最遅16 −(⑥の最早11 + 5)= 0日、作業JのTFは24 −(16 + 8)= 0日であり、どちらもクリティカルパス上にある。GのTFがJより1日多いという(1)が適当でない。
- 作業AのFFは②の最早4 −(0 + 4)= 0、作業CのFFは④の最早9 −(4 + 5)= 0である。イベント⑤は最早開始時刻・最遅完了時刻ともに11日、イベント⑦の最遅完了時刻は16日である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。作業G・作業JはともにTFが0日であり、差はない。
- (2)適当。作業AのFFは4 − (0 + 4) = 0、作業CのFFは9 − (4 + 5) = 0である。
- (3)適当。イベント⑤はクリティカルパス上にあり、最早開始時刻・最遅完了時刻ともに11日である。
- (4)適当。イベント⑦の最遅完了時刻は、⑨の24日から作業Iの6日を引いた18日と、ダミーを経た⑧の16日の小さいほうで16日である。
引っかけ:ダミーも経路の一部として最早開始時刻を計算する。ダミー⑤→⑥を見落とすとクリティカルパスを誤る。
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論点ページ:工程管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年9月13日(日)実施) 問題B No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する