令和2年度 問題A No.17論点:熱負荷・空気線図重要度 B配点 1点未着手

湿り空気線図によるコイル冷却負荷の計算

これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年9月13日(日)実施) 問題A No.17の問題です。論点は「熱負荷・空気線図」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

図に示す冷房時の湿り空気線図における空気調和機のコイルの冷却負荷の値として、適当なものはどれか。

ただし、送風量は6,000m³/h、空気の密度は1.2kg/m³とする。

冷房時の湿り空気線図。横軸は乾球温度t〔℃〕、縦軸(右)は絶対湿度x〔kg/kg(DA)〕、左上の斜めの目盛は比エンタルピーh〔kJ/kg(DA)〕、曲線は飽和空気線。4つの状態点があり、比エンタルピーはそれぞれ85、66、60、46kJ/kg(DA)(破線で比エンタルピーの目盛に結ばれている)。85の点(右上)から下へ引いた直線上に66の点があり、その延長上に60の点がある。46の点は飽和空気線の近くの左下にあり、66の点と60の点のそれぞれと直線で結ばれている。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(2) 40kW

解き方

  1. 図の状態点は、比エンタルピー85kJ/kg(DA)の外気と60kJ/kg(DA)の室内空気が混合して66kJ/kg(DA)の混合空気となり、コイルで46kJ/kg(DA)まで冷却減湿され、室内に吹き出される。
  2. コイルの冷却負荷は、送風量の質量流量 × コイル前後の比エンタルピー差 で求める。質量流量は 6,000m³/h × 1.2kg/m³ ÷ 3,600s/h = 2kg/s である。
  3. 冷却負荷 = 2 × (66 − 46) = 40kW となり、(2)が適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当でない。28kWは室内空気(60)と吹出し空気(46)の差14kJ/kg(DA)を用いた値で、室内の負荷に当たる。
  2. (2)適当。2kg/s × (66 − 46)kJ/kg(DA) = 40kWである。
  3. (3)適当でない。50kWは外気(85)と室内空気(60)の差25kJ/kg(DA)を用いた値で、コイル前後の差ではない。
  4. (4)適当でない。78kWは外気の比エンタルピー85から46を引いた値を用いたもので、コイル入口は混合空気(66)である。
引っかけ:コイル入口は混合空気、出口は飽和空気線近くの点。外気や室内空気の値を使わない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年9月13日(日)実施) 問題A No.17。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する