建設業法(監理技術者・専任の技術者)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年9月2日(日)実施) 問題B No.23の問題です。論点は「建設業法」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。この問題は、本試験の問題を2026年10月時点の法令・基準に照らして一部改訂したものです。
技術者制度に関する記述のうち、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 管工事業は指定建設業であるため、管工事の監理技術者は、請負代金の額が4,500万円以上の発注者から直接請け負った管工事に関し2年以上指導監督的な実務の経験を有する者でなければならない。
解き方
- 管工事業は指定建設業であり、建設業法第26条第2項により、指定建設業の監理技術者は1級管工事施工管理技士等の国家資格者(法第15条第2号イ)又は国土交通大臣が同等以上と認定した者(同号ハ)でなければならない。指導監督的な実務の経験(同号ロ)による者は、指定建設業の監理技術者にはなれない。
- 指導監督的な実務の経験を有する者でなければならないとした(1)が誤りである。
選択肢ごとの解説
- (1)誤り。指定建設業の監理技術者は1級の国家資格者等(法第15条第2号イ)又は国土交通大臣の認定者(同号ハ)に限られ、指導監督的な実務の経験による者(同号ロ)は認められない。
- (2)正しい。専任の監理技術者は、監理技術者資格者証の交付を受け、監理技術者講習を過去5年以内に受講した者のうちから選任する(法第26条第5項)。
- (3)正しい。公共性のある施設等の重要な工事で、工事1件の請負代金の額が4,500万円以上(建築一式工事は9,000万円以上)のものは、主任技術者又は監理技術者を原則として専任とする(法第26条第3項、令第27条)。
- (4)正しい。下請契約の請負代金の総額が5,000万円以上(建築一式工事は8,000万円以上)となった場合は、主任技術者に替えて監理技術者を置く(法第26条第2項、令第2条)。
問題改訂の内容
本試験の(3)は「…工事1件の請負代金の額が3,500万円以上の場合である。」、(4)は「…工事途中で下請契約の請負代金の総額が4,000万円以上となった場合、主任技術者に替えて監理技術者を置かなければならない。」だった。専任を要する請負代金の額(建設業法施行令第27条第1項)は、本試験の当時の3,500万円以上から、2023年1月1日施行の改正で4,000万円以上、2025年2月1日施行の改正で4,500万円以上(建築一式工事は9,000万円以上)に、監理技術者を置く下請代金の総額(同令第2条)は、本試験の当時の4,000万円以上から、2023年1月1日施行の改正で4,500万円以上、2025年2月1日施行の改正で5,000万円以上(建築一式工事は8,000万円以上)に引き上げられた。現行の規定では(3)(4)も誤りとなり、誤りが(1)(3)(4)の3つになる。(3)を4,500万円、(4)を5,000万円に改めた。正答は本試験と同じ(1)。
- 建設業法施行令 第27条第1項(2025年2月1日施行)
- 建設業法施行令 第2条(2025年2月1日施行)
- 建設業法 第26条第2項・第3項
本試験の原文(改訂前)を見る
- (1)管工事業は指定建設業であるため、管工事の監理技術者は、請負代金の額が4,500万円以上の発注者から直接請け負った管工事に関し2年以上指導監督的な実務の経験を有する者でなければならない。
- (2)公共性のある施設又は多数の者が利用する施設に関する重要な建設工事で、専任の者でなければならない監理技術者は、監理技術者資格者証の交付を受けている者であって、監理技術者講習を過去5年以内に受講した者でなければならない。
- (3)公共性のある施設又は多数の者が利用する施設に関する重要な建設工事で、管工事において主任技術者又は監理技術者を工事現場ごとに専任の者としなければならないのは、工事1件の請負代金の額が3,500万円以上の場合である。
- (4)発注者から直接請け負った管工事において、主任技術者を置き工事を開始した後、工事途中で下請契約の請負代金の総額が4,000万円以上となった場合、主任技術者に替えて監理技術者を置かなければならない。
本試験の正答:(1)
改訂は資格試験対策.netが行ったもので、主催者によるものではありません。2026年10月時点の法令・基準にもとづきます。
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平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年9月2日(日)実施) 問題B No.23。現行の法令・基準に照らして一部を改訂しています(本試験の原文は解説の「問題改訂の内容」)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する