ネットワーク工程表(クリティカルパスとフロート)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年9月3日(日)実施) 問題B No.4の問題です。論点は「工程管理」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図に示すネットワーク工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ただし、図中のイベント間のA〜Iは作業内容、日数は作業日数を表す。

解答欄
正解
正解:(2) 作業Cの所要日数を2日短縮すれば、工期も2日間短縮できる。
解き方
- 各イベントの最早開始時刻は、①0日、②5日、③max(4, 5+0)=5日、④5+5=10日、⑤max(5+5, 10+0)=10日、⑥5+8=13日、⑦max(10+4, 13+0)=14日、⑧max(14+6, 13+5, 10+7)=20日である。工期は20日である。
- 作業Cのトータルフロートは、⑥の最遅完了時刻min(20-5, 14-0)=14日から、②の最早開始時刻5日と作業日数8日を引いて1日である。作業Cを2日短縮しても、クリティカルパス(A→ダミー→D→F→I、A→ダミー→E→ダミー→F→I、いずれも20日)は短くならず、工期は20日のままである。よって(2)が適当でない。
- クリティカルパスは上記の2本で所要日数20日、イベント⑦は最早開始時刻14日・最遅完了時刻20-6=14日、作業Gのトータルフロートは20-10-7=3日であり、(1)(3)(4)は正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。A→ダミー→D→F→IとA→ダミー→E→ダミー→F→Iの2本で、ともに20日である。
- (2)適当でない。作業Cのトータルフロートは1日で、短縮しても工期は20日のまま変わらない。
- (3)適当。イベント⑦の最早開始時刻・最遅完了時刻はともに14日である。
- (4)適当。作業Gのトータルフロートは20-(10+7)=3日である。
引っかけ:クリティカルパス上にない作業を短縮しても工期は縮まない。ダミーの合流点では大きいほうの時刻を採る。
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論点ページ:工程管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年9月3日(日)実施) 問題B No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する