平成29年度 問題B No.16論点:保温・塗装・腐食重要度 B配点 1点未着手

腐食・防食(溶接・溝状腐食・かい食・脱亜鉛)

これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年9月3日(日)実施) 問題B No.16の問題です。論点は「保温・塗装・腐食」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

腐食・防食に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(4) ステンレス鋼管に接続する青銅製仕切弁は、弁棒を黄銅製として脱亜鉛腐食を防止する。

解き方

  1. 黄銅は亜鉛を多く含み、水中で亜鉛が溶け出す脱亜鉛腐食を起こしやすい。青銅製仕切弁の弁棒には、耐脱亜鉛腐食黄銅(耐脱亜鉛腐食快削黄銅)、青銅又はステンレス鋼を用いる。普通の黄銅製の弁棒では脱亜鉛腐食を防止できない。よって(4)が適当でない。
  2. ステンレス鋼管の溶接は、管内にアルゴンガスを充満させてTIG溶接で行い、内面の酸化を防ぐ。冷温水管の呼び径100以下の配管用炭素鋼鋼管は、溝状腐食のおそれの少ない鍛接鋼管(または耐溝状腐食電縫鋼管)を用いる。給湯用銅管は流速を一般に1.2〜1.5m/s以下に抑えて潰食(かい食)を防ぐ。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。ステンレス鋼管の溶接は管内をアルゴンガスで置換して行う。
  2. (2)適当。呼び径100以下の冷温水管には溝状腐食のおそれの少ない鍛接鋼管を使用する。
  3. (3)適当。給湯用銅管は、かい食を防ぐため流速を一般に1.2〜1.5m/s以下に抑える。1.2m/s以下はこれに当たる。
  4. (4)適当でない。普通の黄銅は脱亜鉛腐食を起こすので、弁棒には耐脱亜鉛腐食黄銅やステンレス鋼などを用いる。
引っかけ:脱亜鉛腐食を起こすのは黄銅そのもの。「黄銅で脱亜鉛腐食を防止」は矛盾している。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年9月3日(日)実施) 問題B No.16。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する