平成28年度 問3論点:アスファルト・混合物の材料重要度 B未着手

アスファルト舗装用材料(安定材・混合物・改質材)

これは2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問3の問題です。論点は「アスファルト・混合物の材料」(重要度B・解答の形は穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。

アスファルト舗装用材料に関する次の文章の①〜⑤に当てはまる適当な数値や語句を、下記の〔数値〕または〔語句〕から選び、解答欄に記入しなさい。

〔数値〕 13 20

〔語句〕 少なくなる 表層 多くなる トリニダッドレイクアスファルト 石灰 基層 セメント ポリマー改質アスファルトH型

(1) 路床の安定処理工法に用いる安定材は、砂質系材料に対しては、[①]が、一般に有効である。

(2) 密粒度アスファルト混合物は、最大粒径が20 mmのものと13 mmのものを比較すると、一般に[②]mmのものは流動抵抗性やすべり抵抗性などの性能に優れている。

(3) 密粒度アスファルト混合物の摩耗抵抗性は、アスファルト量が[③]ほど向上する。

(4) 粗粒度アスファルト混合物は、通常、[④]に用いられる。

(5) 鋼床版の橋面舗装に用いられるグースアスファルト混合物に用いる改質材には、一般に[⑤]が使用される。

解答欄

それぞれの空欄に当てはまるものを選んで「採点する」を押してください。

正解

①セメント
②20(20mm も正解)
③多くなる
④基層
⑤トリニダッドレイクアスファルト(TLA も正解)

解き方

  1. ①:路床の安定処理の安定材は、一般に砂質系材料にはセメント、シルト・粘性土には石灰が有効である(舗装設計便覧・舗装施工便覧の路床安定処理)。
  2. ②:密粒度アスファルト混合物(20)と(13)では、最大粒径の大きい20mmのものが粗骨材のかみ合わせが強く路面のきめも粗いため、耐流動性・すべり抵抗性(耐摩耗性も)に優れ、13mmのものは耐水性やひび割れ抵抗性に優れる(舗装施工便覧の混合物の種類と特徴。日本アスファルト協会の解説も同旨)。13mmは薄い層や歩道などにも用いられる。
  3. ③:混合物の摩耗抵抗性(タイヤチェーンなどによるすり減りへの抵抗性)は、アスファルト量が多いほど骨材の把握力が増して向上する。積雪寒冷地の表層にアスファルト・フィラーの多いF付きの混合物や富配合の混合物を使うのはこのためである。ただし、アスファルト量を多くすると耐流動性は低下する。
  4. ④:粗粒度アスファルト混合物は空隙が比較的大きく水密性に劣るため、通常は基層に用いる。
  5. ⑤:鋼床版の橋面舗装に用いるグースアスファルト混合物の結合材は、ストレートアスファルトにトリニダッドレイクアスファルト(TLA)を混合した硬質のアスファルトが一般的である(舗装施工便覧のグースアスファルト舗装)。
引っかけ:①は「石灰」と取り違えやすい(石灰は粘性土向き)。②は「粒径が小さいほど緻密で優れる」と考えて13を選ばない(13mmが優れるのは耐水性・ひび割れ抵抗性)。③はアスファルト量を減らすと耐流動性が上がることと混同して「少なくなる」を選ばない。⑤のポリマー改質アスファルトH型はポーラスアスファルト混合物のバインダで、グースアスファルトの改質材ではない。

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出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する