平成28年度 問2論点:舗装の設計重要度 B未着手

舗装の設計(最小厚さ・排水・路盤・路床)

これは2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問2の問題です。論点は「舗装の設計」(重要度B・解答の形は穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。

舗装の設計に関する次の文章の①〜⑤に当てはまる適当な数値や語句を、下記の〔数値〕または〔語句〕から選び、解答欄に記入しなさい。

〔数値〕 3 5 10 20 50

〔語句〕 加熱瀝青安定処理路盤材 小さい方 構築路床 大きい方 クラッシャラン フィルター層 排水ます

(1) アスファルト舗装の表層は、路面の機能に関連する塑性変形輪数、平たん性および浸透水量などの舗装の性能を確保し、基層は路盤の不陸を整正し荷重を均等に分散させるように設計する。舗装計画交通量(台/(日・方向))が40以上250未満の場合、アスファルト混合物層の最小厚さは[①]cmである。

(2) 舗装からの排水方法には、表面排水と地下排水がある。路面の滞水は道路利用者の安全性などを損なうことから、車道において路面下への排水機能が特に必要な場合には空隙率が[②]%程度の混合物を用いるとよい。

(3) 路盤は、通常、上層路盤と下層路盤に分ける。これは、支持力の低い路床の上に良質で強度が大きい路盤材料を直接設けても所定の機能を発揮できないため、[③]などの下層路盤によってある程度の支持力を確保し、その上に上層路盤を施工することで所定の支持力を発揮させるためである。

(4) 路床が深さ方向にいくつかの層をなしている場合、各層のCBRをもとに計算して路床の支持力を評価する。厚さ20 cm未満の層については、上下層のCBRの[④]の層に含めて計算する。CBRが3未満の軟弱路床や、凍結融解への対策が必要な場合には、改良や置換えによる[⑤]の設計を行う。

解答欄

それぞれの空欄に当てはまるものを選んで「採点する」を押してください。

正解

①5(5cm も正解)
②20(20% も正解)
③クラッシャラン
④小さい方(小さいほう も正解)
⑤構築路床

解き方

  1. ①:舗装設計便覧(表-5.2.8 表層と基層を加えた最小厚さ)では、舗装計画交通量(台/日・方向)が40以上100未満・100以上250未満のいずれも5cmである(40未満は4cm、250以上1,000未満は10cm、1,000以上3,000未満は15cm、3,000以上は20cm。250以上では上層路盤に瀝青安定処理を用いると低減できる)。3cmは、40未満で大型車交通量をあまり考慮しなくてよい場合に低減できる値で、本問の40以上250未満には当たらない。
  2. ②:路面下へ雨水を浸透させる排水機能が特に必要な車道では、空隙率20%程度のポーラスアスファルト混合物を表層(または表層・基層)に用いる(排水性舗装)。
  3. ③:路盤を上層・下層に分けるのは、支持力の低い路床の上に良質な材料を直接設けても締め固められず所定の機能を発揮できないためで、クラッシャランなどの比較的安価な材料の下層路盤である程度の支持力を得てから上層路盤を施工する。加熱瀝青安定処理路盤材は上層路盤の材料である。
  4. ④:路床が深さ方向に異なるいくつかの層からなるときは、各層の厚さとCBRから平均CBRを求めるが、厚さ20cm未満の層は、その上下の層のうちCBRの小さい方の層に含めて計算する(安全側の扱い)。
  5. ⑤:CBR3未満の軟弱な路床や、凍上抑制層が必要な場合には、路床の改良(安定処理)や置換えにより構築路床を設ける設計を行う。
引っかけ:①は3cm(40未満で大型車をあまり考慮しなくてよい場合の低減値)と取り違えやすい。40以上250未満は5cm。②は透水性舗装や半たわみ性舗装の母体(空隙率20〜28%程度)と混同しても答えは20だが、10%と迷わないこと。④は「大きい方」を選ぶと支持力を過大に評価することになる。

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出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する