平成28年度 問1論点:施工経験記述重要度 A未着手

施工経験記述(舗装工事)

これは2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問1の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

あなたが経験した舗装工事のうちから1つを選び、その工事について下記の(1)〜(4)の問に答えなさい。

(1) 舗装工事名:工事名を明確に記述しなさい。(例:県道○○線○○舗装工事)

(2) 工事内容:工事の発注者、工期、主な工種、施工量を記述しなさい。

(3) 工事現場における施工管理上のあなたの立場を明確に記述しなさい。

(4) その舗装工事の施工に当たって、①留意した施工管理上の課題を78文字以内で、②現場で実施した対策を218文字以内で、次の欄に簡潔に記述しなさい。

解答欄

0 / 40 字
0 / 30 字
0 / 30 字
0 / 50 字
0 / 80 字
0 / 20 字
0 / 78 字
0 / 218 字

ご自身が担当した工事について書きます。本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で記述例と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

経験記述は、受検者が自分の工事について書く問題です。記述例は書き方の参考として見てください。

正解

工事名の記述例

県道○○線舗装補修工事

11 字
別解

市道○○線道路改良工事(舗装工)

国道○○号舗装修繕工事

発注者の記述例

○○県△△土木事務所

10 字
別解

○○市建設部道路課

国土交通省○○地方整備局○○国道事務所

工期の記述例

平成27年11月〜平成28年2月

16 字
別解

平成27年9月〜平成28年1月

平成27年6月〜平成27年10月

主な工種の記述例

切削オーバーレイ工、区画線工

14 字
別解

下層路盤工、上層路盤工、基層工、表層工

切削オーバーレイ工、交通規制工

施工量の記述例

切削オーバーレイ(t=5cm)A=4,200m²、区画線 L=1,800m

37 字
別解

車道舗装 A=6,500m²(下層路盤t=20cm、上層路盤t=15cm、基層t=5cm、表層t=5cm)

切削オーバーレイ(t=5cm)A=5,600m²、延長 L=800m

施工管理上の立場の記述例

現場代理人

5 字
別解

工事主任

主任技術者

①課題の記述例

本工事は12月から1月の夜間に切削オーバーレイを行うもので、外気温が0℃前後と低いため、混合物の温度低下を防ぎ、所定の締固め度を確保することが課題であった。

78 字
別解

本工事は、先行する水道管移設工事の遅れで舗装工の着手が約3週間遅れたため、残る約1か月半で路盤工から表層工までを工期内に完了させることが課題であった。

本工事は交通量の多い国道で片側交互通行規制を行い、夜間に切削オーバーレイを施工するため、一般車両の規制帯への進入と重機と作業員の接触防止が課題であった。

②対策の記述例

①運搬中の温度低下を防ぐため、ダンプトラックの荷台を保温シートで二重に覆い、到着時に全車の混合物温度を測定して150℃以上であることを確認した。②敷きならし後すぐに転圧できるよう、1回の施工延長を40mに区切り、ローラをフィニッシャの直後に配置した。③初転圧は110〜140℃、二次転圧は70〜90℃で終えるよう、温度計で表面温度を確認しながら転圧した。④継目はバーナで加熱してから締め固め、採取したコアで締固め度94%以上を確認した。

218 字
別解

①施工区間を2工区に分割し、移設が完了した工区から路盤工に着手して、残る工区の移設工事と並行して施工した。②下層路盤の敷きならしにモータグレーダを1台増やし、1日の施工量を約500m²から900m²に増やした。③基層と表層を連続して施工できるよう、合材工場と出荷日を事前に調整した。④毎週の工程会議で出来高を工程表と照合し、遅れが出た場合は翌週の人員と機械の配置を見直した。

①規制区間の手前200mから工事予告標識を設置し、規制帯の境界にはセイフティコーンを5m間隔で並べ、保安灯と矢印板で規制帯を明示した。②規制区間の両端に交通誘導警備員を各1名配置し、無線で連絡を取り合って交互通行を誘導した。③後退する重機には誘導員を付け、合図なしに後退させないことを作業前の打合せで徹底した。④重機の作業半径内を立入禁止とし、作業員には反射ベストを着用させた。

要点(書けていたものにチェック)工事名発注者工期主な工種施工量施工管理上の立場①課題②対策
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →

解き方

  1. 問1は必須問題で、自分が経験した舗装工事について、工事名、工事内容(発注者・工期・主な工種・施工量)、施工管理上の立場を書き、施工管理上の課題を78字以内、現場で実施した対策を218字以内で書く。字数は解答用紙のマス(句読点・数字・記号も1マス)で数える。
  2. 課題は「工事の条件(数値)→なぜ問題になるか→〜することが課題であった」の順に1つに絞って書く。対策は課題の原因に1対1で対応させ、品質管理なら舗装施工便覧の温度管理(敷きならし時110℃以上、初転圧110〜140℃、二次転圧70〜90℃、交通開放は舗装表面温度50℃以下)や締固め度、出来形管理なら丁張り・高さ・厚さの測定、工程管理なら工区分割・機械の増強・並行作業、安全管理なら道路工事保安施設の設置と重機の誘導などを数値で示す。
  3. 2級は結果(効果)を書く欄が無いので、対策の最後に確認の方法(測定・検査)まで書いておくと、課題が解決したことが伝わる。ここに示した3つの記述例は当サイトが作成した架空の工事で、実在の工事・発注者とは関係ない。
引っかけ:課題と対策の管理項目が食い違う答案(品質の課題に安全の対策を書くなど)、対策が「注意した」「徹底した」だけで数値や方法が無い答案は減点されやすい。工事概要の工種・施工量・工期と、記述の数量・季節が矛盾しないようにする。字数は句読点も1マスに数え、指定字数を超えない。

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出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する