アスファルト舗装の破損と補修
これは2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問5の問題です。論点は「維持修繕」(重要度B・解答の形は穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。
アスファルト舗装の破損と補修に関する次の文章の①〜⑤に当てはまる適当な語句を、下記の〔語句〕から選び、解答欄に記入しなさい。
〔語句〕 空隙つぶれ 掘り 寄り コルゲーション 摩耗 空隙づまり 段差 表面処理 練り 打換え
(1) わだち掘れの発生形態は、路床・路盤の圧縮変形、アスファルト混合物の塑性変形、アスファルト混合物の[①]の3つに分類される。
(2) 基層までわだち掘れが及んでいる場合は、その原因となっている表層・基層を除去する[②]工法を選定する。
(3) [③]は、地下埋設部などに沿った不陸で、不同沈下が原因で発生し、路盤層以下の締固めが不足の場合に早期に発生する。
(4) ポーラスアスファルト舗装の[④]は、泥やごみなどが雨水の流入や飛来などによって運ばれ、空隙に堆積することによって起こる。
(5) 既設舗装を撤去する場合、地下埋設物占用者の立会を求めて、あらかじめ試験[⑤]を行うなどして位置や深さを確認するとよい。
解答欄
正解
| ① | 摩耗 |
|---|---|
| ② | 打換え(打ち換え・打換 も正解) |
| ③ | 段差 |
| ④ | 空隙づまり |
| ⑤ | 掘り(試験掘り も正解) |
解き方
- ①:わだち掘れは、路床・路盤の圧縮変形(沈下)によるもの、アスファルト混合物の塑性変形(流動)によるもの、アスファルト混合物の摩耗(タイヤチェーンなど)によるものの3つに分類される。
- ②:わだち掘れが基層まで及んでいる場合は、切削オーバーレイでは流動した層が残るため、原因となっている表層・基層を除去して打ち換える打換え工法(表層・基層打換え)を選ぶ。
- ③:段差は、構造物との取付け部や地下埋設物の埋戻し部などに沿って、路床・路盤の締固め不足や不同沈下により生じる凹凸で、路盤以下の締固めが不足していると早期に発生する(舗装施工便覧・各道路管理者の維持修繕要領の破損の分類)。コルゲーションは道路の延長方向に生じる比較的短い波長の凹凸で、混合物の安定性不足やタックコートの施工不良などが原因であり、不同沈下によるものではない。
- ④:ポーラスアスファルト舗装の機能低下には空隙づまりと空隙つぶれがあり、泥やごみが空隙に堆積するのは空隙づまり、交通荷重による塑性変形で空隙が減るのは空隙つぶれである。
- ⑤:既設舗装の撤去では、地下埋設物の管理者(占用者)の立会いを求め、あらかじめ試験掘りを行って位置・深さを確認する。
引っかけ:④の空隙づまり(目詰まり)と空隙つぶれの取り違えが多い。③はコルゲーションと迷いやすいが、「地下埋設部に沿った」「不同沈下」「路盤以下の締固め不足」は段差の特徴である。①の「寄り」やコルゲーションはわだち掘れの分類ではなく、別の変形破損である。
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令和8年度 問5舗装の補修(補修工法の区分・構造調査・目地部の損傷・薄層オーバーレイ・コルゲーション)
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論点ページ:維持修繕の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成28年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する