舗装用の瀝青材料
これは2級舗装施工管理技術者 一般試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問10の問題です。論点は「アスファルト・混合物の材料」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
舗装に用いる瀝青材料に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 舗装用石油アスファルト100〜120は、交通量の多い一般地域で、混合物の流動抵抗性を向上させるために使用される。
解き方
- 舗装施工便覧では、舗装用石油アスファルトのうち、一般地域で交通量の多い場合や流動対策が必要な場合には針入度の小さい40〜60を用い、寒冷地域では低温でのひび割れを防ぐため針入度の大きい80〜100や100〜120を用いる、としている。
- 100〜120は軟らかいアスファルトなので、流動抵抗性の向上には逆効果である。よって (2) が不適当である。
- (1) の針入度の区分はJIS K 2207のとおりである。(3)(4) のアスファルト乳剤の説明も正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。JIS K 2207では、60〜80は針入度(25℃、1/10mm)が60を超え80以下のものである。
- (2)不適当。100〜120は主に寒冷地域で用いる。流動抵抗性を高めるには、針入度の小さい40〜60や改質アスファルトを用いる。
- (3)適当。石油アスファルト乳剤は、アスファルトを乳化剤(界面活性剤)で水中に微粒子として分散させたものである。
- (4)適当。散布後の分解速度は、気温・湿度・風などの気象条件によって異なる。
引っかけ:針入度が大きいほど軟らかい。流動対策には硬いもの、寒冷地には軟らかいものを使う。
同じ論点の過去問
令和8年度 問8アスファルト舗装に用いる骨材
令和8年度 問9舗装に用いる瀝青材料
令和8年度 問10アスファルト混合物の種類
令和7年度 問8加熱アスファルト混合物用の骨材
令和7年度 問9舗装に用いる瀝青材料
論点ページ:アスファルト・混合物の材料の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成28年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 一般試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する