アスファルト舗装の設計
これは2級舗装施工管理技術者 一般試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問8の問題です。論点は「舗装の設計」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
アスファルト舗装の設計に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 大型自動車の交通量が極めて少なく路盤の支持力が十分な場合、加熱アスファルト混合物の表層は最大粒径と同じ厚さまで低減することができる。
解き方
- 加熱アスファルト混合物の一層の厚さは、締固めができ、骨材がかみ合う厚さとして、一般に最大粒径の2〜3倍程度以上が必要である。最大粒径と同じ厚さでは、骨材が層の中で並ばず締め固められない。
- 舗装設計便覧でも、交通量が少ない場合の表層・基層の最小厚さは数cm単位で示されており、「最大粒径と同じ厚さまで低減できる」とはしていない。よって (3) が不適当である。
- (1) 歩道の透水性舗装、(2) 耐久性を重視した橋面舗装、(4) 重交通路線での改質アスファルト混合物の使用は、いずれも舗装設計施工指針・設計便覧の考え方に合う。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。都市内の歩道では、雨水を地中に還元して街路樹の育成や歩行性の確保を図るため、開粒度アスファルト混合物による透水性舗装が多く用いられる。
- (2)適当。橋梁は交通規制の影響が大きいので、橋面舗装には耐久性の高い舗装を適用する。
- (3)不適当。表層の厚さを最大粒径と同じにすると締固めができない。一層の厚さは最大粒径の2〜3倍程度以上が必要である。
- (4)適当。大型車の多い路線では、わだち掘れを抑えるため、改質アスファルトを使用した塑性変形輪数(動的安定度)の大きい混合物を用いる。
引っかけ:「低減できる」という一見もっともらしい言い方に、あり得ない数値(最大粒径と同じ厚さ)が組み合わされている。
同じ論点の過去問
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令和7年度 問6舗装の設計
令和6年度 問8アスファルト舗装の基層
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論点ページ:舗装の設計の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成28年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 一般試験 平成28年度(2016年6月26日(日)実施) 問8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する