マーシャル試験による設計アスファルト量
これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 平成29年度(2017年6月25日(日)実施) 問3 (2)の問題です。論点は「アスファルト・混合物の材料」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
密粒度アスファルト混合物(13)のマーシャル安定度試験を行い、各基準を満たすアスファルト量として右図の結果を得た。共通範囲とこの結果から流動対策として設定する設計アスファルト量をいずれも小数点第一位まで記入し、設定理由も簡潔に記述しなさい。

解答欄
正解
① 共通範囲(%)(〜) 模範解答
5.1〜6.3
7 字② 設計アスファルト量(%) 模範解答
5.4
3 字別解
5.3
5.5
5.2
③ 設定理由 模範解答
流動対策のため、共通範囲の中央値と下限値の間とした。
26 字別解
流動対策として共通範囲の中央値5.7より少なめに設定した。
アスファルト量を減らして耐流動性を高めるため。
要点(書けていたものにチェック)① 共通範囲(%)(〜)② 設計アスファルト量(%)③ 設定理由
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 図から各基準を満たす範囲を読む:安定度 4.5〜6.5、空隙率 4.7〜6.3、飽和度 5.1〜6.5、フロー値 4.6〜6.5。すべてを満たす共通範囲は、下限が飽和度の5.1、上限が空隙率の6.3で、5.1〜6.3%。
- 舗装施工便覧のマーシャル配合設計では、通常は共通範囲の中央値 (5.1+6.3)/2 = 5.7% を設計アスファルト量とする。大型車交通量が多く流動によるわだち掘れのおそれがある道路では、共通範囲の中央値から下限値の範囲で設定する。
- よって 5.1〜5.7% の間の値とし、模範解答は中央値と下限値の中間の 5.4% とした(5.2〜5.6% も同じ考え方で正解になりうる)。
引っかけ:中央値5.7%をそのまま書くと流動対策にならない。下限値ちょうどの5.1%は空隙率・飽和度の余裕がなく、製造のばらつきで範囲を外れやすい。空隙率の太線の右端は6.3(0.1%ごとの点線で読む)で、6.4と読むと共通範囲を誤る。
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論点ページ:アスファルト・混合物の材料の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 平成29年度(2017年6月25日(日)実施) 問3 (2)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する