粒度調整による流動対策と目標粒度
これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 平成29年度(2017年6月25日(日)実施) 問3 (1)の問題です。論点は「アスファルト・混合物の材料」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
密粒度アスファルト混合物(13)の粒度範囲を表-1に示す。粒度調整による流動対策としての考え方を具体的に記述し、その際、ふるい目2.36mmおよび75μmについての目標とする粒度を整数で記入しなさい。
表-1 密粒度アスファルト混合物(13)の粒度範囲 (%)
| ふるい目 | 19.0mm | 13.2mm | 4.75mm | 2.36mm | 600μm | 300μm | 150μm | 75μm |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 粒度範囲 | 100 | 95〜100 | 55〜75 | 35〜50 | 18〜30 | 10〜21 | 6〜16 | 4〜8 |
解答欄
正解
① 具体的な考え方 模範解答
2.36mmを粒度範囲の下限側、75μmを上限側にする。
28 字別解
細骨材を減らして骨材のかみ合わせを高め、フィラーを増やす。
2.36mm通過量を中央値より少なく、75μmを多くする。
② 2.36mm の目標粒度(%)(整数) 模範解答
38
2 字別解
36
40
③ 75μm の目標粒度(%)(整数) 模範解答
7
1 字別解
8
要点(書けていたものにチェック)① 具体的な考え方② 2.36mm の目標粒度(%)(整数)③ 75μm の目標粒度(%)(整数)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 舗装施工便覧の耐流動対策の配合設計による。わだち掘れ(流動)を抑えるには、粗骨材の骨格(かみ合わせ)を強くし、アスファルトモルタルを硬くする。
- そのため、2.36mmふるい通過質量百分率を粒度範囲の中央値以下(下限寄り)とし、細骨材分を減らす。表-1では 35〜50% の中央値 42.5% より小さい 35〜42% 程度を目標とする(例:38%)。
- 75μmふるい通過質量百分率は中央値以上(上限寄り)とし、フィラー分を増やしてモルタルのスティフネスを高める。表-1では 4〜8% の中央値 6% より大きい 7〜8% 程度を目標とする(例:7%)。
引っかけ:2.36mmと75μmで「下げる」「上げる」が逆になる。どちらも粒度範囲(規格)の中に収めること(2.36mmを35%未満、75μmを8%超にしない)。
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論点ページ:アスファルト・混合物の材料の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 平成29年度(2017年6月25日(日)実施) 問3 (1)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する