修繕における構造設計(残存等値換算厚)
これは1級舗装施工管理技術者 一般試験 令和6年度(2024年6月23日(日)実施) 問11の問題です。論点は「維持修繕」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
舗装の修繕における構造設計に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) わだち掘れ量の調査結果から、アスファルト混合物層の残存等値換算厚を求めた。
解き方
- 舗装設計便覧の修繕設計では、既設舗装の残存等値換算厚(TA0)は、開削調査で各層の状態を確認して残存等値換算係数を設定する方法、FWDのたわみ量から評価する方法などで求める。
- わだち掘れ量は路面の変形量を示すもので、それだけから混合物層の残存等値換算厚は求められない。よって (4) が不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。開削調査で各層のひび割れや劣化の状態を目視確認し、残存等値換算係数を設定する方法がある。
- (2)適当。FWDの載荷板直下のたわみ量(D0)は舗装全体の支持力の指標になる。
- (3)適当。FWDのたわみ形状を多層弾性理論で逆解析して各層の弾性係数を求め、残存等値換算係数の設定に用いる方法がある。
- (4)不適当。わだち掘れ量は路面性状の指標であり、それだけから残存等値換算厚を求めることはできない。
引っかけ:残存等値換算厚は各層の構造的な健全度で決まる。路面の変形量(わだち掘れ)は機能面の指標である。
同じ論点の過去問
令和8年度 問32舗装の損傷
令和8年度 問33既設舗装の調査および評価
令和8年度 問34コンクリート舗装のオーバーレイ工法の設計
令和8年度 問36アスファルト舗装の補修工法
令和7年度 問32舗装点検要領による点検
論点ページ:維持修繕の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 一般試験 令和6年度(2024年6月23日(日)実施) 問11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する