舗装用材料・アスファルト混合物の試験
これは1級舗装施工管理技術者 一般試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問23の問題です。論点は「舗装の調査・試験」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
舗装用材料やアスファルト混合物の試験に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 伸度試験は、アスファルトの品質検査や劣化の程度を評価することを目的に行う試験である。
解き方
- 伸度試験(JIS K 2207)は、アスファルトの延性(伸びる能力)を測る試験で、アスファルトの品質規格の確認に用いる。劣化したアスファルトは伸度が大きく低下するので、劣化の程度の評価にも用いられる(舗装調査・試験法便覧)。(2) を適当と判断した。
- 水浸ホイールトラッキング試験は剥離抵抗性、ロサンゼルス試験機によるすり減り試験は粗骨材のすり減り抵抗性を評価する試験であり、(3)(4) は目的が誤っている。
- 貯蔵安定度試験(24時間)は、JIS K 2208 でアスファルト乳剤の規格項目とされている。改質アスファルトの規格には含まれないので、(1) も不適当と判断した。
選択肢ごとの解説
- (1)不適当。貯蔵安定度試験は、アスファルト乳剤の貯蔵中の安定性(成分の分離・沈降)を評価する試験である。
- (2)適当。伸度試験は、アスファルトの品質の確認や劣化の程度の評価に用いる。
- (3)不適当。水浸ホイールトラッキング試験は剥離抵抗性を評価する試験である。耐流動性は通常のホイールトラッキング試験で評価する。
- (4)不適当。ロサンゼルス試験は粗骨材のすり減り抵抗性の試験である。ポーラスアスファルト混合物の骨材飛散抵抗性はカンタブロ試験で評価する。
引っかけ:試験名と評価目的の組合せを入れ替えた選択肢が並ぶ。水浸ホイールトラッキング=剥離、カンタブロ=骨材飛散と覚える。
同じ論点の過去問
令和8年度 問7路床土のCBR試験
令和8年度 問21舗装用材料の試験
令和8年度 問50ポーラスアスファルト舗装の試験
令和6年度 問9路床土のCBR試験の試料採取
令和6年度 問22舗装の性能指標と測定方法
論点ページ:舗装の調査・試験の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 一般試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問23。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する