車両系建設機械を用いた作業の措置
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 後期(2024年10月27日(日)実施) No.64の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
車両系建設機械を用いた作業において,事業者が行うべき事項に関する下記の①〜④の4つの記述のうち,労働安全衛生規則上,正しいものの数は次のうちどれか。
① 運転者が運転位置から離れるときは,バケット等の作業装置を地上に下ろし,原動機を止め,かつ,走行ブレーキをかけさせなければならない。
② 運転について誘導者を置くときは,一定の合図を定めて合図させ,運転者はその合図に従わなければならない。
③ 車両系建設機械を用いて作業を行うときは,その日の作業を開始する前に,ブレーキ及びクラッチの機能について点検を行わなければならない。
④ 事業者は,車両系建設機械を用いて作業を行うときは,乗車席以外の箇所に労働者を乗せてはならない。
解答欄
正解
正解:(4) 4つ
解き方
- 労働安全衛生規則 第160条第1項により,運転者が運転位置から離れるときは,バケット等の作業装置を地上に下ろし,原動機を止め,かつ,走行ブレーキをかける等の逸走防止措置を講じさせる(①正しい)。
- 第159条により,誘導者を置くときは一定の合図を定めて誘導者に合図を行わせ,運転者はその合図に従う(②正しい)。第170条により,その日の作業開始前にブレーキ及びクラッチの機能を点検する(③正しい)。第162条により,乗車席以外の箇所に乗せてはならない(④正しい)。
- ①〜④の4つとも正しく,(4)が正答である。
選択肢ごとの解説
- (1)誤り。①〜④はすべて安衛則の規定どおりで,正しいものは4つである。
- (2)誤り。正しいものは4つである。
- (3)誤り。正しいものは4つである。
- (4)正しい。①第160条,②第159条,③第170条,④第162条のとおりで4つとも正しい。
引っかけ:作業開始前点検の対象は「ブレーキ及びクラッチの機能」。月1回の定期自主検査(第168条)や年1回の特定自主検査と混同しないこと。
現行法令との関係:第162条は2025年4月1日施行の改正(令和6年厚生労働省令第80号)で「乗車席以外の箇所に労働者を乗せてはならない」が「当該作業場において作業に従事する者を…」に改められ,2026年4月1日施行の令和8年厚生労働省令第3号で「作業従事者」の語に統一された(一人親方等も対象)。④は労働者についての記述として現行でも正しく,この問題の答えは変わらない。
同じ論点の過去問
令和8年度 後期 No.53足場の作業床
令和8年度 後期 No.54コンクリート造の工作物の解体作業
令和8年度 後期 No.63型枠支保工の安全管理
令和8年度 後期 No.64移動式クレーンを用いた作業の安全
令和8年度 前期 No.53足場の作業床(労働安全衛生法)
論点ページ:安全管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 後期(2024年10月27日(日)実施) No.64。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する