コンクリートの劣化機構
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 前期(2024年6月2日(日)実施) No.19の問題です。論点は「コンクリート構造物の劣化・補修」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
コンクリートの劣化機構に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 化学的侵食は,骨材中のシリカ分がセメント中のアルカリ分と化学反応を生じ,コンクリートのひび割れや崩壊を引き起こす現象である。
解き方
- 化学的侵食は,酸性物質や硫酸塩などの侵食性物質がコンクリートと接触し,セメント水和物と化学反応を起こしてコンクリートを溶解・劣化させる現象である。
- 骨材中の反応性シリカ鉱物がアルカリ分と反応してアルカリシリカゲルが生成・吸水膨張し,ひび割れを起こす現象はアルカリシリカ反応である。(4)はその説明である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。二酸化炭素の侵入でアルカリ性が失われる現象が中性化である。
- (2)適当。塩化物イオンで鋼材腐食が促進され,ひび割れや剥離を生じるのが塩害である。
- (3)適当。繰返し荷重で微細なひび割れが進み,大きな損傷に至るのが疲労である。
- (4)適当でない。シリカとアルカリの反応はアルカリシリカ反応の説明である。
引っかけ:劣化機構と原因(二酸化炭素→中性化,塩化物イオン→塩害,酸・硫酸塩→化学的侵食,反応性骨材→アルカリシリカ反応)を対で覚える。
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論点ページ:コンクリート構造物の劣化・補修の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 前期(2024年6月2日(日)実施) No.19。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する