鋼材の溶接接合の施工
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月4日(日)実施) No.13の問題です。論点は「鋼構造物」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鋼材の溶接接合に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) エンドタブは,溶接終了後,ガス切断法により除去してその跡をグラインダ仕上げする。
解き方
- 開先溶接の始端・終端は溶接欠陥が生じやすいので、部材と同等の開先を持つエンドタブを取り付けて溶接し、溶接終了後にガス切断法で除去してその跡をグラインダ仕上げする(道路橋示方書・同解説 Ⅱ鋼橋・鋼部材編)。
- スカラップは溶接線の交差を避けるための扇形の切欠きである。溶接線近傍は十分に乾燥させてから溶接する。裏はつりは完全溶込み開先溶接で初層の欠陥を除くために行うもので、すみ肉溶接では行わない。よって (4) が適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。始端・終端に取り付けるのはエンドタブである。スカラップは溶接線交差を避ける切欠きである。
- (2)適当でない。溶接線近傍は十分に乾燥させた状態で溶接する。
- (3)適当でない。裏はつりは完全溶込み開先溶接で行うもので、すみ肉溶接では行わない。
- (4)適当。エンドタブは溶接後にガス切断で除去し、跡をグラインダ仕上げする。
引っかけ:エンドタブ(始端・終端の欠陥を母材外へ逃がす補助板)とスカラップ(溶接線の交差を避ける切欠き)の用語の入れ替えに注意する。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月4日(日)実施) No.13。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する