コンクリート構造物の耐久性向上対策
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和元年度 後期(2019年10月27日(日)実施) No.14の問題です。論点は「コンクリート構造物の劣化・補修」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
コンクリート構造物の耐久性を向上させる対策に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 塩害対策として,速硬エコセメントを使用する。
解き方
- 速硬エコセメント(JIS R 5214)は,都市ごみ焼却灰などを主原料とするエコセメントのうち塩化物イオン量が多い(0.5〜1.5%程度)もので,鉄筋を腐食させるおそれがあるため無筋コンクリートなどに用途が限られる。
- 塩害対策には,水セメント比を小さくして緻密なコンクリートとし,かぶりを大きくする。凍害対策には,AE剤で適切な空気量を連行し,吸水率の小さい骨材を用いる。
- よって(1)が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。速硬エコセメントは塩化物イオン量が多く,鉄筋を腐食させるおそれがある。
- (2)適当。水セメント比を小さくして緻密にし,塩化物イオンの浸透を抑える。
- (3)適当。吸水率の小さい骨材は,骨材中の水の凍結膨張による劣化を防ぐ。
- (4)適当。AE剤で微細な空気泡を連行し,凍結時の膨張圧を緩和する。
引っかけ:普通エコセメントは塩化物イオン量0.1%以下で鉄筋コンクリートにも使えるが,速硬エコセメントは塩化物を多く含み無筋コンクリート用である。
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論点ページ:コンクリート構造物の劣化・補修の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和元年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和元年度 後期(2019年10月27日(日)実施) No.14。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する