鋼道路橋に用いる高力ボルト
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和元年度 前期(2019年6月2日(日)実施) No.13の問題です。論点は「鋼構造物」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
鋼道路橋に用いる高力ボルトに関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 高力ボルトの締付けは,継手の端部から順次中央のボルトに向かって行う。
解き方
- 道路橋示方書 II編では、ボルトの締付けは連結板の中央のボルトから順次端部のボルトに向かって行い、2度締めを行うとしている。
- 端部から締めると連結板の中央部にすき間が残り、材片間の密着が確保できないため、中央から外側へ締める。
- よって (3) が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。締付けで生じる部材相互の摩擦抵抗で応力を伝達する。
- (2)適当。各材片間の密着を確保し、十分な応力の伝達がなされるように締め付ける。
- (3)適当でない。締付けは連結板の中央のボルトから順次端部のボルトに向かって行う。
- (4)適当。摩擦接合による継手には、重ね継手と突合せ継手がある。
引っかけ:締付けの順序は「中央から端部へ」である。端部から締めると中央部にすき間が残る。
現行法令との関係:道路橋示方書は2025年に改定され(令和7年8月22日通知、2026年4月1日以降に着手する設計に適用)、「II鋼橋・鋼部材編」は「II鋼部材・鋼上部構造編」となり、ボルトの締付けの規定は平成29年版20.9.4から令和7年版17.9.4に移った。材片間の密着の確保(17.9.4(2))や、中央のボルトから端部に向かって締め付ける順序は同じで、この問題の答えは変わらない。
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→令和元年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和元年度 前期(2019年6月2日(日)実施) No.13。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する