地山の掘削作業の安全確保
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度 前期(2018年6月3日(日)実施) No.54の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
地山の掘削作業の安全確保に関する次の記述のうち,労働安全衛生法上,誤っているものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 掘削の作業に伴う運搬機械等が労働者の作業箇所に後進して接近するときは,点検者を配置し,その者にこれらの機械を誘導させなければならない。
解き方
- 労働安全衛生規則 第365条第1項は、明り掘削の作業で運搬機械等が作業箇所に後進して接近するとき、又は転落するおそれのあるときは、誘導者を配置し、その者にこれらの機械を誘導させなければならないと定めている。「点検者」とする (2) が誤りである。
- (1) は第360条第1号、(3) は第361条、(4) は第362条第1項のとおりである。
選択肢ごとの解説
- (1)正しい。作業主任者は作業の方法を決定し、作業を直接指揮する(第360条第1号)。
- (2)誤り。配置するのは点検者ではなく誘導者である(第365条第1項)。
- (3)正しい。土止め支保工の設置、防護網、立入禁止等の措置を講ずる(第361条)。
- (4)正しい。補強・移設等の危険防止措置を講じた後でなければ作業を行わない(第362条第1項)。
引っかけ:点検者は作業箇所と周辺の地山を点検する者(第358条)であり、運搬機械等の誘導は誘導者の役割である。
現行法令との関係:安衛則 第361条の立入禁止の対象は、2025年4月1日施行の改正(令和6年厚生労働省令第80号)で労働者以外の者も含む「作業に従事する者」に広がり、2026年4月1日施行の改正(令和8年厚生労働省令第3号)で「作業従事者」の文言になった。(3) の趣旨は変わらず、この問題の答えは変わらない。第360条・第362条・第365条は出題時と同じである。
同じ論点の過去問
令和8年度 後期 No.53足場の作業床
令和8年度 後期 No.54コンクリート造の工作物の解体作業
令和8年度 後期 No.63型枠支保工の安全管理
令和8年度 後期 No.64移動式クレーンを用いた作業の安全
令和8年度 前期 No.53足場の作業床(労働安全衛生法)
論点ページ:安全管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度 前期(2018年6月3日(日)実施) No.54。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する