コンクリート構造物の劣化現象
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度 前期(2018年6月3日(日)実施) No.14の問題です。論点は「コンクリート構造物の劣化・補修」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
コンクリート構造物の劣化現象に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) アルカリシリカ反応は,コンクリートのアルカリ性が空気中の炭酸ガスの浸入などにより失われていく現象である。
解き方
- アルカリシリカ反応は、骨材中の反応性シリカ鉱物とコンクリート中のアルカリ(水酸化アルカリ)が反応してアルカリシリカゲルが生成し、これが吸水膨張してコンクリートにひび割れを生じさせる現象である。
- 空気中の二酸化炭素(炭酸ガス)の侵入によりコンクリートのアルカリ性が失われていく現象は中性化であるので、(1) が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。記述は中性化の説明。アルカリシリカ反応は反応性骨材とアルカリの反応による膨張である。
- (2)適当。塩害は、塩化物イオンにより鋼材が腐食し、ひび割れや剥離を生じる現象である。
- (3)適当。凍害は、水分の凍結膨張と融解の繰返しでコンクリートが劣化する現象である。
- (4)適当。化学的侵食は、酸や硫酸塩などでコンクリートが溶解・劣化する現象である。
引っかけ:「アルカリ性が失われる」のは中性化、「アルカリと骨材が反応して膨張する」のはアルカリシリカ反応である。どちらも「アルカリ」が関係するので混同しやすい。
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論点ページ:コンクリート構造物の劣化・補修の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度 前期(2018年6月3日(日)実施) No.14。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する