コンクリート構造物等の解体作業
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度 第2回(2018年2月25日(日)実施) No.55の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
コンクリート構造物等の解体作業における危険を防止するため事業者が行うべき事項に関する次の記述のうち,労働安全衛生法上,誤っているものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 強風,大雨,大雪等の悪天候のため,作業の実施について危険が予想されるときは,当該作業を注意しながら行うこと。
解き方
- 労働安全衛生規則第517条の15第2号により、コンクリート造の工作物の解体等の作業では、強風、大雨、大雪等の悪天候のため作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業を中止しなければならない。「注意しながら行う」とする (2) が誤り。
- 作業区域内への関係者以外の立入禁止(同条第1号)、器具・工具等の上げ下ろしにつり綱・つり袋等を使用させること(同条第3号)、解体用機械の作業で物体の飛来等の危険がある箇所への運転者以外の立入禁止(第171条の6第1号)は規定どおりである。
選択肢ごとの解説
- (1)正しい。第517条の15第1号により、関係者以外の立入りを禁止する。
- (2)誤り。第517条の15第2号により、悪天候で危険が予想されるときは作業を中止する。
- (3)正しい。第171条の6第1号により、運転者以外の者の立入りを禁止する。
- (4)正しい。第517条の15第3号により、つり綱・つり袋等を使用させる。
引っかけ:悪天候時の規定は「中止」。「注意しながら行う」「監視人を配置して行う」などの言い換えは誤りである。
現行法令との関係:労働安全衛生規則第517条の15第1号と第171条の6第1号は、2025年4月1日施行の改正(令和6年厚生労働省令第80号)で、立入禁止の対象が労働者以外の者(一人親方など)にも広げられ、「禁止する旨を見やすい箇所に表示することその他の方法により禁止すること」に改められた(第517条の15第1号は2026年4月1日施行の改正でさらに「関係する作業従事者以外の者」となった)。(1)・(3) の趣旨は現行でも正しく、(2) の根拠の第517条の15第2号(作業の中止)は変わっていないので、この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:安全管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度 第2回の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度 第2回(2018年2月25日(日)実施) No.55。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する