コンクリート構造物の劣化機構と要因
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度 第2回(2018年2月25日(日)実施) No.14の問題です。論点は「コンクリート構造物の劣化・補修」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
コンクリート構造物の「劣化機構」と「その要因」に関する次の組合せのうち,適当でないものはどれか。
[劣化機構] ― [その要因]
解答欄
正解
正解:(2) 塩害 ― 水酸化物イオン
解き方
- 塩害は、コンクリート中に浸入した塩化物イオンが鋼材表面の不動態皮膜を破壊して鋼材を腐食させ、腐食生成物の膨張でひび割れやはく離を生じる劣化であり、要因は塩化物イオンである。
- 水酸化物イオンはセメントの水和で生じてコンクリートのアルカリ性を保つもので、塩害の要因ではないので (2) が適当でない。
- アルカリシリカ反応は反応性骨材とアルカリ、中性化は大気中の二酸化炭素(炭酸ガス)、凍害は凍結融解作用の繰返しが要因である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。反応性のある骨材がアルカリと反応して膨張し、ひび割れを生じる。
- (2)適当でない。塩害の要因は塩化物イオンである。
- (3)適当。二酸化炭素(炭酸ガス)がコンクリートのアルカリ性を低下させる。
- (4)適当。コンクリート中の水分の凍結融解の繰返しで劣化する。
引っかけ:水酸化物イオンはコンクリートのアルカリ性の源で、減ると中性化につながる。「イオン」という語だけで塩害と結びつけない。
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論点ページ:コンクリート構造物の劣化・補修の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度 第2回の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度 第2回(2018年2月25日(日)実施) No.14。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する