令和8年度 問題8論点:土工重要度 A未着手

切土法面施工時の排水処理の措置

これは1級土木施工管理技士 第二次検定 令和8年度(2026年10月4日(日)実施) 問題8の問題です。論点は「土工」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

道路土工の切土法面施工時における排水処理の具体的な措置について2つ記述しなさい。

解答欄

0 / 90 字
0 / 90 字

本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

具体的な措置 1 模範解答

切土に先立ち法肩の上部に仮排水溝を設けて,上方の斜面から流れてくる表面水を遮断し,施工中の法面に流入させない。

55 字
別解

掘削面には排水勾配を付けて雨水をためず,仮排水路で集めて沈砂池を通してから場外へ排水する。

降雨が予想されるときは,掘削中や仕上げた直後の法面をビニールシート等で覆い,雨水による法面の侵食を防ぐ。

法尻に仮の側溝を設けて法面から流下した雨水を集め,法尻が水に浸って洗掘・軟化しないようにする。

具体的な措置 2 模範解答

湧水のある箇所は,水平排水孔や地下排水溝を早期に設けて湧水を排除し,法面の崩壊や肌落ちを防ぐ。

47 字
別解

掘削は上部から段階的に行い,小段ができるごとに小段排水溝を設けて縦排水溝・集水ますに確実に接続する。

縦排水溝と小段排水溝の接続部には集水ますを設け,溢水や跳水で法面が洗掘されないようにする。

掘削中に湧水や地質の状況を観察・記録し,湧水が多い箇所は排水工を追加するなど設計を見直す。

要点(書けていたものにチェック)具体的な措置 1具体的な措置 2
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. 道路土工 切土工・斜面安定工指針(平成21年度版)の施工時の排水による。切土法面の損傷は雨水の流下による侵食が最も多く,地山の崩壊も多くは不完全な排水処理による。法面排水工の位置は十分な調査をして決め,施工中も表面水と地下水の両方を処理する。
  2. 表面水:法肩の上部の仮排水溝で上方からの水を遮断し,掘削面に排水勾配を付けて仮排水路・沈砂池へ導く。降雨時は法面をシートで覆う。小段排水溝・縦排水溝・集水ますを確実に接続する。
  3. 地下水・湧水:地下水位が高い切土部では地下水のある側にトレンチを設けて水位を下げ,湧水箇所には水平排水孔・地下排水溝を早期に設ける。掘削中は地質・湧水の状況を観察し,排水工の要否を判断する。
引っかけ:2つの措置が同じ内容(例えば仮排水溝の位置違い)にならないよう,表面水と地下水・湧水に分けて書くと確実。目的(法面の安定を保つ)だけでなく,どこに何を設けるかを書く。問われているのは「具体的な措置」なので,「〜に留意する」「〜に注意する」という書き方ではなく,「〜を設けて〜する」と行う処置を書く。

同じ論点の過去問

令和8年度の前後の問題

1級土木施工管理技士 第二次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 令和8年度(2026年10月4日(日)実施) 問題8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する