建設発生土の安定処理(穴埋め)
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年10月3日(日)実施) 問題4の問題です。論点は「土工」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
建設発生土の現場利用のための安定処理に関する次の文章の[ ]の(イ)〜(ホ)に当てはまる適切な語句を解答欄に記述しなさい。
(1) 高含水比状態にある材料あるいは強度の不足するおそれのある材料を盛土材料として利用する場合,一般に(イ)乾燥等による脱水処理が行われる。
(イ)乾燥で含水比を低下させることが困難な場合は,できるだけ場内で有効活用をするために固化材による安定処理が行われている。
(2) セメントや石灰等の固化材による安定処理工法は,主に基礎地盤や,(ロ),路盤の改良に利用されている。道路土工への利用範囲として主なものをあげると,強度の不足する(ロ)材料として利用するための改良や高含水比粘性土等の(ハ)の確保のための改良がある。
(3) 安定処理の施工上の留意点として,石灰・石灰系固化材の場合,白色粉末の石灰は作業中に粉塵が発生すると,作業者のみならず近隣にも影響を与えるので,作業の際は,風速,風向に注意し,粉塵の発生を極力抑えるようにする。また,作業者はマスク,防塵(ニ)を使用する。
石灰・石灰系固化材と土との反応はかなり緩慢なため,十分な(ホ)期間が必要である。
解答欄
正解
| (イ) | 天日(ばっ気・曝気 も正解) |
|---|---|
| (ロ) | 路床 |
| (ハ) | トラフィカビリティー(トラフィカビリティ・走行性・安定性 も正解) |
| (ニ) | メガネ(眼鏡・めがね・ゴーグル も正解) |
| (ホ) | 養生 |
解き方
- 道路土工 盛土工指針(平成22年度版)の盛土材料の安定処理による。高含水比の材料は,まず天日乾燥(ばっ気乾燥)などで含水比を下げ,それが困難なときに固化材による安定処理を行う。
- 固化材による安定処理は基礎地盤・路床・路盤の改良に使われ,道路土工では強度の不足する路床材料の改良と,高含水比粘性土などで建設機械が走行できるようにするトラフィカビリティーの確保のための改良が主な用途である。
- 石灰は粉じん対策として風速・風向に注意し,作業者はマスクと防じんメガネを使う。石灰と土の反応は緩慢なので十分な養生期間をとる。
引っかけ:(ハ)は「高含水比粘性土等の~の確保」なので,建設機械の走行性を表すトラフィカビリティー。「安定性」とする解答試案もあるが,高含水比粘性土の改良目的は走行性の確保である。(ロ)は「強度の不足する~材料」なので路床。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題8切土法面施工時の排水処理の措置
令和7年度 問題4軟弱地盤上の盛土施工の留意点(穴埋め)
令和6年度 問題8切梁式土留め内の掘削の留意点
令和5年度 問題4切土法面の施工時の排水対策(穴埋め)
令和4年度 問題8切梁式土留め内の掘削の実施方法・留意点
論点ページ:土工の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年10月3日(日)実施) 問題4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する