軟弱地盤上の盛土施工の留意点(穴埋め)
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年10月5日(日)実施) 問題4の問題です。論点は「土工」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
軟弱地盤における盛土施工の留意点に関する次の文章中の[ ]の(イ)〜(ホ)に当てはまる適切な語句を解答欄に記述しなさい。
(1) 軟弱地盤上の盛土では,盛土中央付近の沈下量が法肩部付近に比較して大きいので,盛土施工中はできるだけ施工面に4〜5%程度の(イ)勾配をつけて,表面を平滑に仕上げ,雨水の(ロ)を防止する。
(2) 軟弱地盤においては,(ハ)移動や沈下によって丁張りが移動や傾斜したりすることがあるので,盛土施工の途中で盛土形状や寸法のチェックを忘れてはならない。
(3) 盛土荷重によって軟弱地盤が沈下するので,沈下量の大きい区間では,法面勾配を計画勾配で仕上げると,沈下によって盛土天端の幅員が不足し,(ニ)盛土が必要となることが多い。このため,供用後の沈下をあらかじめ見込んだ勾配で仕上げ,余裕幅を設けて施工することが望ましい。
(4) 軟弱地盤における土工構造物の施工及び軟弱地盤対策工の実施においては,沈下管理や安定管理のための(ホ)を実施し,得られた計測情報に基づいた評価を行って,その結果を次の施工にフィードバックすることが必要である。
解答欄
正解
| (イ) | 横断 |
|---|---|
| (ロ) | 浸透(浸入・滞水 も正解) |
| (ハ) | 側方 |
| (ニ) | 腹付け(腹付・腹付盛土 も正解) |
| (ホ) | 動態観測(動態観測(計測)・計測管理 も正解) |
解き方
- 道路土工 軟弱地盤対策工指針(平成24年度版)の施工の留意点による。盛土中央部の沈下が法肩部より大きいので,施工中は4~5%程度の横断勾配を付けて表面を平滑に仕上げ,雨水が盛土内に浸透するのを防ぐ(中央部に水がたまって浸透し,盛土が軟弱化するのを防ぐ)。
- 軟弱地盤では側方移動や沈下で丁張りが動くので,施工途中で形状・寸法を確かめる。沈下で天端幅員が不足すると腹付け盛土が必要になるため,供用後の沈下を見込んだ勾配・余裕幅で仕上げる。
- 沈下管理・安定管理のため動態観測(沈下板・地表面変位杭・傾斜計などの計測)を行い,その結果を次の施工にフィードバックする(情報化施工)。
引っかけ:(イ)は法面ではなく盛土天端の「横断」勾配。(ロ)は中央部に水がたまる「滞水」も趣旨は同じだが,盛土指針の表現は雨水の「浸透」防止。(ホ)は「試験施工」ではなく,施工中に継続して行う「動態観測」。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年10月5日(日)実施) 問題4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する