軟弱地盤対策工法の概要と効果
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年10月3日(日)実施) 問題8の問題です。論点は「土工」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
軟弱地盤対策として,下記の5つの工法の中から2つ選び,工法名,工法の概要及び期待される効果をそれぞれ解答欄に記述しなさい。
・サンドマット工法
・サンドドレーン工法
・深層混合処理工法(機械攪拌工法)
・薬液注入工法
・掘削置換工法
解答欄
正解
サンドドレーン工法:軟弱な粘性土地盤に直径40~50cm程度の砂柱を1.5~3m間隔で鉛直に打設し,盛土荷重で間隙水を砂柱へ排出させる。効果:排水距離が短くなって圧密が促進され,地盤の強度が早期に増加する。
103 字サンドマット工法:軟弱地盤の表面に厚さ0.5~1.2m程度の透水性の高い砂を敷き均す。効果:圧密排水の上部排水層となって圧密を促進し,施工機械のトラフィカビリティーを確保できる。
薬液注入工法:地盤中に注入管を設け,水ガラス系などの薬液を注入して土粒子の間隙を固結させる。効果:地盤の透水性が低下して止水性が高まり,強度が増加する(掘削時の湧水・ボイリングの防止)。
深層混合処理工法(機械攪拌工法):セメント系などの固化材を軟弱地盤に供給し,攪拌翼で原位置の土と混合して柱状・壁状の改良体を造成する。効果:すべり抵抗が増して盛土の安定が確保され,沈下や周辺地盤の変形が低減する。
106 字掘削置換工法:軟弱層の一部または全部を掘削して除去し,良質な材料で置き換えて締め固める。効果:せん断強さが増してすべり抵抗が向上し,全沈下量が低減する。
サンドマット工法:軟弱地盤上に透水性の高い砂を厚さ0.5~1.2m程度に敷き均す。効果:バーチカルドレーンなどの上部排水層として圧密を促進し,施工機械の走行性を確保する。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 道路土工 軟弱地盤対策工指針(平成24年度版)の対策工法の分類による。サンドマットは表層処理工法(上部排水層・トラフィカビリティーの確保),サンドドレーンは圧密・排水工法(圧密促進・強度増加),深層混合処理は固結工法(すべり抵抗の増加・沈下の低減),薬液注入は固結工法(止水・強度増加),掘削置換は置換工法(すべり抵抗の増加・全沈下量の低減)。
- 5つから2つ選び,それぞれ「工法名」「概要(材料・施工方法・規模)」「期待される効果」を分けて書く。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年10月3日(日)実施) 問題8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する