塩害・凍害・ASRの施工時の劣化防止対策
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年10月6日(日)実施) 問題9の問題です。論点は「コンクリート」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
コンクリート構造物の劣化原因である次の3つの中から2つ選び,施工時における劣化防止対策について,それぞれ1つずつ解答欄に記述しなさい。
・塩害
・凍害
・アルカリシリカ反応
解答欄
正解
塩害:スペーサを適切な間隔で配置して所要のかぶりを確保し,十分に締め固めて湿潤養生を行い,塩化物イオンが浸透しにくい密実なコンクリートとする。
71 字塩害:荷卸し時に塩化物含有量試験を行い,コンクリート中の塩化物イオン量が0.30kg/m³以下であることを確かめる。
塩害:海水の作用を受ける構造物では,干満や飛沫を受ける範囲に打継目を設けないよう打込み区画を計画する。
アルカリシリカ反応:化学法やモルタルバー法の試験で「無害」と判定された骨材を使用する。
凍害:AE剤などで空気量を4.5%程度確保したAEコンクリートとし,荷卸し時に空気量を試験で確認する。
51 字凍害:寒中の打込みでは,打込み時のコンクリート温度を5~20℃とし,圧縮強度が5N/mm²に達するまで凍結しないよう保温養生する。
アルカリシリカ反応:コンクリート中のアルカリ総量をNa2O換算で3.0kg/m³以下に抑える。
アルカリシリカ反応:高炉セメントB種・C種やフライアッシュセメントB種・C種など,抑制効果のある混合セメントを使用する。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 塩害は塩化物イオンによる鋼材の腐食,凍害は内部の水の凍結膨張の繰返し,アルカリシリカ反応は骨材中の反応性鉱物とアルカリの反応による膨張が原因。施工時の対策は,材料の確認(塩化物量・空気量・骨材の判定・アルカリ総量)と,かぶり・締固め・養生などの施工管理から書く。
- 塩化物イオン量は0.30kg/m³以下(JIS A 5308・示方書),凍結融解を受けるコンクリートの空気量は4~7%程度,ASR抑制対策はアルカリ総量3.0kg/m³以下・抑制効果のある混合セメント・無害と判定された骨材の3つ(国土交通省「アルカリ骨材反応抑制対策について」)。
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令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年10月6日(日)実施) 問題9。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する