コンクリートの養生(穴埋め)
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 令和8年度(2026年10月4日(日)実施) 問題4の問題です。論点は「コンクリート」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
コンクリートの養生に関する文章中の[ ]の(イ)〜(ホ)に当てはまる適切な語句を記述しなさい。
(1) コンクリートが所定の強度,劣化に対する抵抗性等を確保するためには,セメントの(イ)反応を十分に進行させる必要がある。したがって,打込み後の一定期間は,コンクリートを十分な湿潤状態と適当な(ロ)に保ち,かつ有害な作用の影響を受けないようにする。
(2) コンクリートを湿潤状態に保つためには,打込み時の(ハ)を残してコンクリートの表面を覆い,かつコンクリートの打上り面に対して十分な給水を施す。
(3) 湿潤養生期間は,使用するセメントの種類や養生時の外気温によって適切に定めるものとし,(ニ)ポルトランドセメントを使用した場合,日平均気温15℃以上での期間は3日を目安とする。
(4) 養生期間中は,コンクリートに(ホ)や衝撃及び荷重をできるだけ与えないように,支保工の取外しや資機材の仮置き等の作業について配慮する必要がある。
解答欄
正解
| (イ) | 水和(水和反応 も正解) |
|---|---|
| (ロ) | 温度 |
| (ハ) | せき板(型枠・型わく・せき板(型枠) も正解) |
| (ニ) | 早強(早強ポルトランドセメント も正解) |
| (ホ) | 振動 |
解き方
- 2023年制定のコンクリート標準示方書[施工編:施工標準]の養生による。養生は,打込み後の一定期間,硬化に必要な適当な温度と十分な湿度に保ち,有害な作用の影響を受けないようにする作業で,所要の強度・耐久性を得るにはセメントの水和反応を十分に進める必要がある。
- 湿潤状態に保つには,打込み時のせき板(型枠のうちコンクリートに直接接する板)を残して(存置して)コンクリートの表面を覆い,せき板のない打上り面には湛水・散水・湿らせた養生マット等で十分に給水する。せき板の存置は,せき板に接する面からの水分の逸散を防ぐ保水の養生になる。示方書は型枠の板を「せき板」と呼ぶので,答えは「せき板」とし,「型枠」も正解とする(主催者は第二次検定の解答を公表しない)。
- 湿潤養生期間は,2023年版から「標準」ではなく「目安」とされた。日平均気温15℃以上で早強ポルトランドセメント3日,普通ポルトランドセメント5日,混合セメントB種7日(10℃以上ではそれぞれ4日・7日・9日)。
- 養生期間中は,振動・衝撃・荷重などの有害な作用からコンクリートを保護する。支保工の早期の取外しや打込み直後のスラブ上への資機材の仮置きなどに配慮する。
引っかけ:(ニ)の3日は「早強」ポルトランドセメント(普通は5日,混合セメントB種は7日)。(ロ)は湿度ではなく「温度」(湿潤状態と並べている)。(ハ)は打上り面への「給水」と対になる,せき板に接する面の保水。「水分」を残すと読むと「表面を覆い」とつながらない。
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論点ページ:コンクリートの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 令和8年度(2026年10月4日(日)実施) 問題4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する