打継目の施工上の留意事項
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年10月7日(日)実施) 問題8の問題です。論点は「コンクリート」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
コンクリート打込みにおける打継目に関する次の2項目について,それぞれ1つずつ施工上の留意事項を解答欄に記述しなさい。
(1) 打継目を設ける位置
(2) 水平打継目の表面処理
解答欄
正解
(1) 打継目を設ける位置の留意事項 模範解答
打継目はできるだけせん断力の小さい位置に設け,打継面を部材の圧縮力の作用方向と直交させる。
45 字別解
やむを得ずせん断力の大きい位置に設けるときは,ほぞや溝を設けるか,鋼材で補強する。
海洋・港湾構造物では,塩分の影響が大きい干満帯(潮位の変動を受ける感潮部分)とその付近に打継目を設けない。
打継目の位置と構造は,施工計画の段階で打込み区画・打込み能力を考慮してあらかじめ定めておく。
(2) 水平打継目の表面処理の留意事項 模範解答
旧コンクリート表面のレイタンスや緩んだ骨材粒を完全に取り除いて表面を粗にし,十分に吸水させてから打ち継ぐ。
53 字別解
旧コンクリートが硬化する前に,高圧の空気や水で表面の薄層を除去して粗骨材を露出させる。
旧コンクリートが硬化した後は,ワイヤブラシやチッピングで表面を削って粗にする。
打ち継ぐ前に型枠を締め直し,打継面の型枠とのすき間からモルタルが漏れないようにする。
要点(書けていたものにチェック)(1) 打継目を設ける位置の留意事項(2) 水平打継目の表面処理の留意事項
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- コンクリート標準示方書[施工編]の打継目による。打継目はせん断力の小さい位置に設け,打継面を部材の圧縮力の作用方向と直交させるのが原則。海洋・港湾の構造物では干満帯に設けない。
- 水平打継目は,旧コンクリート表面のレイタンス・品質の悪いコンクリート・緩んだ骨材粒を取り除いて粗にし,十分に吸水させる。硬化前なら高圧の空気・水による処理,硬化後ならワイヤブラシ・チッピングで粗にする。
引っかけ:(1)は「位置」,(2)は「表面処理」を書く。表面を「乾燥させる」は誤り(十分に吸水させる)。
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論点ページ:コンクリートの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年10月7日(日)実施) 問題8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する