平成30年度 問題10論点:安全管理重要度 A未着手

明り掘削・型わく支保工作業の安全対策

これは1級土木施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年10月7日(日)実施) 問題10の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

建設工事現場における作業のうち,次の(1)又は(2)のいずれか1つの番号を選び,番号欄に記入した上で,記入した番号の作業に関して労働者の危険を防止するために,労働安全衛生規則の定めにより事業者が実施すべき安全対策について解答欄に5つ記述しなさい。

(1) 明り掘削作業(土止め支保工に関するものは除く)

(2) 型わく支保工の組立て又は解体の作業

解答欄

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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

安全対策 1 模範解答

(1) 掘削前に地山の形状・地質・地層,き裂・湧水,埋設物等を調査し,それに適応する掘削の時期と順序を定める。

55 字
別解

(1) 手掘りでは,地山の種類と掘削面の高さに応じた勾配以下(その他の地山で高さ2m以上5m未満は75度以下など)とする。

(2) 型わく支保工は,部材の配置・接合方法・寸法を示した組立図を作成し,その組立図により組み立てる。

安全対策 2 模範解答

(1) 掘削面の高さが2m以上の掘削では,技能講習を修了した地山の掘削作業主任者を選任し,作業を直接指揮させる。

56 字
別解

(1) 埋設物やブロック塀・擁壁等に近接して掘削するときは,補強・移設等の措置を講じた後に作業を行う。

(2) 型枠支保工の組立て等作業主任者を選任し,作業の方法の決定,直接の指揮,材料・器具・工具の点検を行わせる。

安全対策 3 模範解答

(1) 点検者を指名し,その日の作業開始前,大雨・中震以上の地震の後に,浮石・き裂,湧水等の状態を点検させる。

55 字
別解

(1) 掘削機械等でガス導管・地中電線路等を損壊するおそれがあるときは,それらの機械を使用しない。

(2) 敷角の使用やコンクリートの打設等で支柱の沈下を防ぎ,脚部の固定や根がらみの取付けで滑動を防ぐ。

安全対策 4 模範解答

(1) 地山の崩壊や土石の落下のおそれがあるときは,あらかじめ防護網を張り,作業従事者の立入りを禁止する。

53 字
別解

(1) 運搬機械等の運行経路と土石の積卸し場所への出入りの方法を定め,関係者に周知させる。

(2) パイプサポートは3本以上継いで用いず,継ぐときは4本以上のボルト又は専用の金具を用いる。

安全対策 5 模範解答

(1) 運搬機械等が後進して作業箇所に接近するときや転落のおそれがあるときは,誘導者を配置して誘導させる。

53 字
別解

(1) 作業に従事する労働者に保護帽を着用させ,作業場所は安全に作業するために必要な照度を保持する。

(2) 組立て・解体の区域は関係する作業従事者以外の立入りを禁止し,強風・大雨・大雪等の悪天候時は作業を行わせない。

(2) コンクリートの打設では,その日の作業開始前に型わく支保工を点検し,異状を認めたときは補修する。

要点(書けていたものにチェック)安全対策 1安全対策 2安全対策 3安全対策 4安全対策 5
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. 番号欄に選んだ番号を書き,その作業の安全対策を労働安全衛生規則から5つ書く。(1)明り掘削は第355条(調査)・第356条(手掘りの勾配)・第358条(点検)・第359・360条(地山の掘削作業主任者)・第361条(防護網・立入禁止)・第362条(埋設物等)・第363条(掘削機械の使用禁止)・第364条(運行経路)・第365条(誘導者)・第366条(保護帽)・第367条(照度)から選ぶ。
  2. (2)型わく支保工は第237条(材料)・第240条(組立図)・第242条(沈下・滑動の防止,継手,パイプサポート,水平つなぎ)・第244条(打設前の点検)・第245条(立入禁止・悪天候時の中止・つり綱等)・第246・247条(作業主任者)から選ぶ。模範解答は(1)を選んだ例で,別解に(2)を選んだ場合の5つを示した。
引っかけ:(1)は「土止め支保工に関するものは除く」ので,土止め支保工の設置・点検や土止め支保工作業主任者は書かない。(1)と(2)を混ぜて書かない。
現行法令との関係:出題後に用語と対象が改められたが,問題の前提と正解の内容は変わらない。①2019-02-01施行の改正で作業主任者の職務(第360条・第247条)の「安全帯等」が「要求性能墜落制止用器具等」になった。②2025-04-01施行の改正(令和6年厚生労働省令第80号)で,第361条・第245条の立入禁止の対象が労働者から作業に従事する者・関係者以外の者(一人親方等を含む)に広がり,第245条の悪天候時は「当該作業を行わせない」になり,立入禁止は表示その他の方法によることになった。③2026-04-01施行の改正(令和8年厚生労働省令第3号)で「作業従事者」の用語に整理された。模範解答は現行の条文で書いた。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年10月7日(日)実施) 問題10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する