盛土材料改良の固化材の特徴・留意事項
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年10月7日(日)実施) 問題7の問題です。論点は「土工」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
盛土材料の改良に用いる固化材に関する次の2項目について,それぞれ1つずつ特徴又は施工上の留意事項を解答欄に記述しなさい。
ただし,(1)と(2)の解答はそれぞれ異なるものとする。
(1) 石灰・石灰系固化材
(2) セメント・セメント系固化材
解答欄
正解
生石灰は土中の水と反応して発熱・吸水し,含水比を低下させるので,高含水比の粘性土の改良に効果が大きい。
51 字石灰は土中の粘土鉱物とのポゾラン反応で長期的に強度が増加するので,改良効果が現れるまでの養生期間を長めにとる。
生石灰は混合後に仮転圧して消化(吸水・膨張)が終わるまで養生し,再混合してから本転圧する。
生石灰は水と反応して発熱するので,雨水にぬらさないよう防湿して保管し,散布時は皮膚や目を保護する。
火山灰質粘性土などでは六価クロムが溶出するおそれがあるため,事前に溶出試験を行い土壌環境基準以下を確認する。
54 字セメント系固化材は水和反応による強度の発現が早く,砂質土の改良に効果が大きいが,有機質土では固化しにくい。
混合後に時間がたつと硬化が進んで締固めが不十分になるので,混合後は速やかに敷き均して締め固める。
散布時に粉じんが飛散しやすいので,風の強い日は作業を控え,防じん型の固化材の使用や散布後の早期混合を行う。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 道路土工 盛土工指針(平成22年度版)の安定処理,舗装施工便覧の路床の安定処理による。石灰(生石灰)は消化吸水・発熱で含水比を下げ,ポゾラン反応で長期的に強度が増えるので,高含水比の粘性土に適する。
- セメント・セメント系固化材は強度の発現が早く砂質土に適する。火山灰質粘性土などでは六価クロムが溶出するおそれがあり,国土交通省の「セメント及びセメント系固化材を使用した改良土の六価クロム溶出試験実施要領(案)」で配合設計段階の溶出試験を行う。
- (1)と(2)は異なる内容にする条件があるので,粉じん対策のように両方に当てはまることを両方に書かない。
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平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年10月7日(日)実施) 問題7。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する