平成29年度 問題8論点:コンクリート重要度 A未着手

暑中コンクリートの打込み・養生の配慮事項

これは1級土木施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年10月1日(日)実施) 問題8の問題です。論点は「コンクリート」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

暑中コンクリートの施工に関する下記の(1),(2)の項目について配慮すべき事項をそれぞれ解答欄に記述しなさい。

(1) 暑中コンクリートの打込みについて配慮すべき事項

(2) 暑中コンクリートの養生について配慮すべき事項

解答欄

0 / 120 字
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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

(1) 打込みについて配慮すべき事項 模範解答

打込み時のコンクリート温度は35℃以下とし,練混ぜ開始から打込み終了までを1.5時間以内とする。打込み前に型枠や地盤など吸水のおそれのある部分は散水して湿潤にし,コールドジョイントを防ぐため打重ね時間間隔を2時間以内に管理する。

114 字
別解

直射日光で型枠や鉄筋が高温になるおそれがあるときは,散水や覆いで温度を下げてから打ち込む。打込みは気温の高い日中を避け,朝夕や夜間に行う計画とする。

運搬中の温度上昇とスランプの低下を防ぐため,生コン車の現場での待機時間を短くし,ポンプの輸送管を湿らせたシートで覆って日射を防ぐ。凝結を遅らせるため遅延形のAE減水剤を用いる。

(2) 養生について配慮すべき事項 模範解答

打込み終了後は速やかに養生を開始し,散水や湿潤養生マットで少なくとも24時間は露出面を常に湿潤に保つ。湿潤養生は5日以上続け,急激な乾燥によるひび割れを防ぐ。

79 字
別解

木製型枠など乾燥するおそれのある型枠には散水して湿潤に保ち,脱型後も養生期間中は露出面を散水や湿潤養生マットで湿潤に保つ。

日よけシートや防風ネットで直射日光と風を防ぎ,湿潤養生を終えた後も膜養生剤を散布して水分の急激な逸散を防ぐ。

要点(書けていたものにチェック)(1) 打込みについて配慮すべき事項(2) 養生について配慮すべき事項
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. コンクリート標準示方書[施工編:施工標準]の暑中コンクリート(日平均気温が25℃を超える時期に適用)。2017年制定では13章,2023年制定では10章「施工環境に応じたコンクリート工」に置かれている。
  2. 打込み:打込み時のコンクリート温度35℃以下,練混ぜ開始から打込み終了まで1.5時間以内,吸水のおそれのある部分の湿潤化,型枠・鉄筋の温度上昇の防止,外気温25℃を超えるときの許容打重ね時間間隔2.0時間。
  3. 養生:打込み終了後速やかに開始し,少なくとも24時間は露出面を湿潤に保ち,養生期間は少なくとも5日以上とする。型枠も散水して湿潤に保つ。
引っかけ:(1)には配合・材料の選定だけでなく打込み作業での配慮を,(2)には打込み後の養生の配慮を書き,両方に同じ内容を書かない。
現行法令との関係:2023年制定のコンクリート標準示方書[施工編]で「目的別コンクリート」に「35℃を超える暑中コンクリート」が新設され,JSCE-D 504の試験に合格した混和剤を用いる場合に限り,打込み時のコンクリート温度の上限を38℃とすることができるようになった。一般の暑中コンクリートの標準(打込み時35℃以下,練混ぜから打込み終了まで1.5時間以内,湿潤養生)は変わらず,解答も変わらない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年10月1日(日)実施) 問題8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する