軟弱地盤対策工法の概要と効果
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年10月1日(日)実施) 問題7の問題です。論点は「土工」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
軟弱地盤上に盛土を行う場合に用いられる軟弱地盤対策として,下記の5つの工法の中から2つ選び,その工法の概要と期待される効果をそれぞれ解答欄に記述しなさい。
・載荷盛土工法
・サンドコンパクションパイル工法
・薬液注入工法
・荷重軽減工法
・押え盛土工法
解答欄
正解
載荷盛土工法:構造物や舗装を施工する前に,計画荷重と同等以上の盛土を載荷して圧密沈下を促進させ,沈下が収まってから除去する。効果は供用後の残留沈下の低減と,圧密による地盤の強度増加である。
94 字薬液注入工法:注入管を通して水ガラス系などの薬液を地盤に注入し,土粒子の間を固結させる。効果は地盤の強度増加によるすべり抵抗の増加と沈下の抑制,透水性の低下である。
荷重軽減工法:盛土の材料に発泡スチロール(EPS)や気泡混合軽量土など土より軽い材料を用い,地盤に加わる荷重を小さくする。効果は沈下量の低減と,すべり破壊の防止である。
サンドコンパクションパイル工法:振動や衝撃で砂を地盤中に圧入し,締め固めた砂杭を造成する。効果は,砂質地盤では密度の増加による液状化の防止,粘性土地盤では砂杭との複合地盤としての支持力の増加・すべり破壊の防止と沈下量の低減である。
115 字押え盛土工法:本体盛土の側方に小段状の盛土を設け,すべりに抵抗するモーメントを増やす。効果は盛土のすべり破壊の防止と,基礎地盤の側方への変形(側方流動)の抑制である。
荷重軽減工法:盛土内にカルバートなどの中空構造物を設けたり軽量材料を用いたりして盛土を軽くする。効果は地盤の応力の増加を抑えることによる沈下量の低減と,盛土の安定の確保である。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 道路土工 軟弱地盤対策工指針(平成24年度版)の対策工法の分類(載荷重工法,締固め工法,固結工法,荷重軽減工法,押え盛土工法)に沿って,工法の概要と効果(沈下対策・安定対策・液状化対策)を書く。
- 5工法から2つ選び,工法名を明記して「概要(何をどう施工するか)」と「期待される効果」を分けて書く。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年10月1日(日)実施) 問題7。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する