寒中コンクリートの初期凍害防止と給熱養生
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年10月2日(日)実施) 問題8の問題です。論点は「コンクリート」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
日平均気温が4℃以下になることが予想されるときの寒中コンクリートの施工に関する,下記の(1),(2)の項目について,それぞれ1つずつ解答欄に記述しなさい。
(1) 初期凍害を防止するための施工上の留意点
(2) 給熱養生の留意点
解答欄
正解
打込み時のコンクリート温度は5~20℃の範囲とし,気象条件が厳しい場合や部材の厚さが薄い場合は10℃程度以上を確保する。
60 字打込み後は初期凍害を防ぐ強度(5N/mm²程度)が得られるまでコンクリート温度を5℃以上に保ち,その後2日間は0℃以上に保つ。
凍結した地盤の上や,雪氷が付着した鉄筋・型枠にはコンクリートを打ち込まない。雪氷は打込み前に取り除き,必要に応じて温めておく。
AEコンクリートとし,単位水量をできるだけ少なくする。凍結しているか氷雪が混入している骨材は用いない。
材料を加熱するときは水又は骨材を加熱し,セメントは直接加熱しない。骨材は均等に加熱し,直接火で熱しない。
給熱中はコンクリートが急激に乾燥したり局部的に熱せられたりしないよう,熱源の位置に注意し,散水やシートで湿潤に保つ。
58 字給熱養生を終えるときは,温度の高いコンクリートを急に寒気にさらさず,シートで覆うなどして徐々に冷やし,表面のひび割れを防ぐ。
シートで囲った養生空間内とコンクリートの温度を定期的に測定・記録し,所定の温度(5℃以上)が保たれていることを確認する。
練炭など燃焼ガスを出す熱源は,炭酸ガスによる表面の中性化や一酸化炭素中毒のおそれがあるので,換気に注意して使う。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- コンクリート標準示方書[施工編:特殊コンクリート]の寒中コンクリートによる。日平均気温が4℃以下になると予想されるときは寒中コンクリートとして施工する。
- 打込み時のコンクリート温度は5~20℃の範囲(気象条件が厳しい場合や部材厚が薄い場合は最低10℃程度),打込み後は初期凍害を防ぐ強度が得られるまで5℃以上に保ち,さらに2日間は0℃以上に保つのが標準。
- 給熱養生では急激な乾燥・局部的な加熱を避け,養生を終えるときは急に寒気にさらさず徐々に冷やす。
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平成28年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年10月2日(日)実施) 問題8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する