盛土施工中の仮排水の目的と留意点
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年10月2日(日)実施) 問題7の問題です。論点は「土工」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
盛土施工中に行う仮排水に関する,下記の(1),(2)の項目について,それぞれ1つずつ解答欄に記述しなさい。
(1) 仮排水の目的
(2) 仮排水処理の施工上の留意点
解答欄
正解
施工中の盛土に降った雨水や湧水を速やかに排除し,盛土材料の含水比が上がって締固め不良や強度低下が起こるのを防ぐ。
56 字盛土面の雨水がのり肩からのり面に集中して流れるのを防ぎ,施工中ののり面の洗掘や崩壊を防止する。
基礎地盤や地山からの湧水・浸透水を排除し,盛土内の水位の上昇による盛土のすべり崩壊を防ぐ。
施工面のぬかるみを防いで施工機械のトラフィカビリティーを確保し,降雨の後も早く作業を再開できるようにする。
盛土の各層の表面は4~5%程度の横断勾配を付けて平滑に締め固め,作業の終了時や降雨の前にも雨水が滞留しないようにする。
59 字のり肩に仮の小堤を設けて雨水を集め,仮設の縦排水(ビニールシートや管)で1か所にまとめてのり尻へ流し,のり面を流下させない。
仮排水路の流末には沈砂池を設け,濁水の土砂を沈殿させてから河川や水路に放流する。
基礎地盤の湧水箇所には暗渠や基盤排水層を設けてから盛土し,仮排水は本設の排水施設の位置と整合させて計画する。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 道路土工 盛土工指針の施工中の排水による。盛土は施工中の降雨で含水比が上がると締固め不良・強度低下を起こし,表面水がのり面に集中するとのり面が浸食される。仮排水の目的はこれらを防ぐこと。
- 施工上の留意点は,施工面に4~5%程度の横断勾配を付けて平滑に仕上げること,のり肩の小堤と仮設の縦排水で表面水をまとめて流すこと,流末の沈砂池,湧水の地下排水の観点から1つ書く。
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平成28年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年10月2日(日)実施) 問題7。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する