移動式クレーン作業の労働災害防止措置
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年10月2日(日)実施) 問題10の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
下図は,移動式クレーンで仮設材の撤去作業を行っている現場状況である。この現場において安全管理上必要な労働災害防止対策に関して,「労働安全衛生規則」又は「クレーン等安全規則」に定められている措置の内容について2つ解答欄に記述しなさい。

解答欄
正解
つり上げられている荷の下や上部旋回体と接触するおそれのある箇所に作業従事者が立ち入ることを,表示やバリケードで禁止する。
60 字アウトリガーは最大限に張り出し,地盤が軟弱な場合や掘削部・埋設物に近い場合は,必要な広さと強度の鉄板等を敷いてその上に設置する。
作業の開始前に,作業の方法,移動式クレーンの転倒を防止する方法,労働者の配置と指揮の系統を定め,関係労働者に周知させる。
移動式クレーンに定格荷重を超える荷重をかけて使用しない。強風のため作業に危険が予想されるときは作業を中止する。
移動式クレーンの運転について一定の合図を定め,合図を行う者を指名して,その者に合図を行わせる。
47 字つり上げ荷重1t以上の移動式クレーンの玉掛けは玉掛け技能講習の修了者に行わせ,作業開始前に玉掛け用具の異常の有無を点検させる。
運転者は荷をつったまま運転位置を離れない。移動式クレーンで作業員を運搬したり,つり上げて作業させたりしない。
荷台で荷の積卸しを行う作業員には保護帽を着用させ,荷台への昇降には昇降設備を使わせる(最大積載量2t以上の貨物自動車)。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- クレーン等安全規則による。図では,作業員がつり荷のすぐ横で荷に手を伸ばし,ダンプトラックの荷台上の作業員がクレーンに合図しているように見える。上部旋回体と接触するおそれのある箇所への立入禁止(第74条),つり荷の下への立入禁止(第74条の2。1箇所玉掛け・ハッカー・つりクランプ1個・結束していない複数の荷などの場合に義務付けられ,実際の現場では作業半径内を立入禁止にするのが一般的),合図者の指名と一定の合図(第71条)が中心になる。
- ほかに,作業方法・転倒防止方法・労働者の配置と指揮系統の決定と周知(第66条の2),定格荷重の厳守(第69条),鉄板等の敷設とアウトリガーの最大張出し(第70条の3~第70条の5),強風時の作業中止(第74条の3),運転位置からの離脱禁止(第75条),玉掛けの資格(第221条)も措置として書ける。
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平成28年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年10月2日(日)実施) 問題10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する