土留め工の施工上の留意事項
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年7月7日(日)実施) 問題B No.23の問題です。論点は「基礎工・土留め」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
土留め工の施工に関する下記の文章中の[ ]の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして,適当なものは次のうちどれか。
親杭横矢板壁は,壁面に[ (イ) ]がないため,地下水の状況に注意を払い,必要に応じて地下水位低下工法等の検討を行う。
鋼杭の現場継手を溶接で行う場合,原則として[ (ロ) ]を用いる。
油圧圧入工法を硬質地盤に適用する場合で,ウォータジェット等を併用する際には,[ (ハ) ]に注意する。
親杭及び鋼矢板の割付けは,隅角部の[ (ニ) ]や隅矢板等の形状を考慮して計画を行う。
解答欄
正解
正解:(1) (イ) 止水性 ― (ロ) アーク溶接 ― (ハ) 地盤の緩み ― (ニ) 杭配置
解き方
- 親杭横矢板壁は横矢板の間から地下水が流入するなど壁面に止水性がないため,地下水の状況に注意し,必要に応じて地下水位低下工法等を検討する。
- 鋼杭の現場継手を溶接で行う場合は,原則としてアーク溶接を用いる(道路土工-仮設構造物工指針)。
- 油圧圧入工法でウォータジェット等を併用すると周辺地盤の緩みを生じるおそれがあり,親杭・鋼矢板の割付けは隅角部の杭配置や隅矢板等の形状を考慮して計画する。よって(1)が適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。止水性・アーク溶接・地盤の緩み・杭配置の組合せが正しい。
- (2)適当でない。壁面に欠けるのは止水性,ウォータジェット併用で注意するのは地盤の緩みである。
- (3)適当でない。透水性・加圧溶接・騒音振動・杭深度はいずれも誤りである。
- (4)適当でない。現場継手の溶接は原則アーク溶接で,加圧溶接ではない。
引っかけ:油圧圧入は低騒音・低振動の工法であり,ウォータジェット併用時の注意点は騒音・振動ではなく地盤の緩みである。
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論点ページ:基礎工・土留めの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年7月7日(日)実施) 問題B No.23。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する