鋼道路橋のRC床版のコンクリート打込み
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題A No.17の問題です。論点は「鋼構造物」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鋼道路橋の鉄筋コンクリート床版におけるコンクリート打込みに関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 打継目は,一般に,床版の主応力が橋軸方向に作用し,打継目の完全な一体化が困難なことから,橋軸方向に設けた方がよい。
解き方
- 鋼桁に支持されたRC床版は主桁間を支間とするため、主応力(主鉄筋の方向)は橋軸直角方向に作用する。橋軸方向に打継目を設けると主応力が打継目を横切り、完全な一体化が難しいので、打継目は橋軸方向に設けない方がよい(鋼道路橋施工便覧)。
- 主応力の方向と打継目の向きをともに誤った(1)が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。主応力は橋軸直角方向に作用するので、打継目は橋軸方向に設けない方がよい。
- (2)適当。張出し量が大きいと振動や型枠のたわみが大きくなるので、堅固な型枠支保工とする。
- (3)適当。縦断・横断勾配がある床版は、低い方から高い方へ向かって打ち込む。
- (4)適当。連続桁は他径間の持ち上がりで床版に引張力が生じるため、打込み順序を検討する。
引っかけ:「打継目の完全な一体化が困難」という理由は正しく、方向の誤りに気づきにくい。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題A No.21鋼道路橋の架設作業上の留意事項
令和8年度 問題A No.22鋼道路橋の溶接施工上の留意事項
令和8年度 問題A No.23耐候性鋼橋の材料と施工管理
令和8年度 問題A No.50鋼構造物塗装の施工管理
令和7年度 問題A No.21鋼道路橋の架設上の留意事項
論点ページ:鋼構造物の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題A No.17。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する