鋼道路橋の架設上の留意事項
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月6日(日)実施) 問題A No.21の問題です。論点は「鋼構造物」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鋼道路橋の架設上の留意事項に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) ベント工法では,橋桁の載荷位置をベント等の重心位置から偏心させないことを基本とし,ベント等の転倒に対する安全照査は,載荷位置を偏心させない場合は省略できる。
解き方
- ベント工法では、橋桁の載荷位置をベントの重心位置から偏心させないことを基本とするが、架設中には風荷重や地震の影響、架設作業に伴う水平力が作用する。
- このため、載荷位置を偏心させない場合でもベント等の転倒に対する安全性は照査しなければならず、省略できない(鋼道路橋施工便覧)。
- 送出し工法の局部補強、曲線桁橋の重心位置の把握、斜橋のたわみ・傾きの管理はいずれも正しいので、適当でないものは (1) である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。正しくは偏心させない場合でも水平荷重を考慮して、ベント等の転倒に対する照査を行う。
- (2)適当。送出し時の支持点など局部的に応力が集中する箇所は、必要に応じて本体構造を補強する。
- (3)適当。各段階で重心位置を把握し、ねじれ・傾き・転倒が生じないようベント等の反力を検討する。
- (4)適当。斜橋は各段階のたわみや主桁の傾きを算定し、架設中の桁のそりを管理する。
引っかけ:「偏心させないことを基本とする」という前半は正しい。後半の「照査を省略できる」が誤りである。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題A No.21鋼道路橋の架設作業上の留意事項
令和8年度 問題A No.22鋼道路橋の溶接施工上の留意事項
令和8年度 問題A No.23耐候性鋼橋の材料と施工管理
令和8年度 問題A No.50鋼構造物塗装の施工管理
令和7年度 問題A No.22鋼道路橋の溶接施工上の留意事項
論点ページ:鋼構造物の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月6日(日)実施) 問題A No.21。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する