土留め掘削底面の破壊現象
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年7月3日(日)実施) 問題B No.23の問題です。論点は「基礎工・土留め」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
土留め壁を構築する場合における掘削底面の破壊現象に関する下記の文章中の[ ]の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして,適当なものは次のうちどれか。
ボイリングとは,遮水性の土留め壁を用いた場合に水位差により上向きの浸透流が生じ,この浸透圧が土の有効重量を超えると,沸騰したように沸き上がり掘削底面の土が[ (イ) ]を失い,急激に土留めの安定性が損なわれる現象である。
パイピングとは,地盤の弱い箇所の[ (ロ) ]が浸透流により洗い流され地中に水みちが拡大し,最終的にはボイリング状の破壊に至る現象である。
ヒービングとは,土留め背面の土の重量や土留めに接近した地表面での上載荷重等により,掘削底面[ (ハ) ]が生じ最終的には土留め崩壊に至る現象である。
盤ぶくれとは,地盤が[ (ニ) ]のとき上向きの浸透流は生じないが[ (ニ) ]下面に上向きの水圧が作用し,これが上方の土の重さ以上となる場合は,掘削底面が浮き上がり,最終的にはボイリング状の破壊に至る現象である。
解答欄
正解
正解:(2) (イ) せん断抵抗 ― (ロ) 土粒子 ― (ハ) の隆起 ― (ニ) 難透水層
解き方
- ボイリングは、上向きの浸透圧が土の有効重量を超え、掘削底面の土がせん断抵抗を失って沸き上がる現象である。
- パイピングは弱い箇所の土粒子が浸透流で洗い流され水みちが広がる現象、ヒービングは背面の土の重量や上載荷重で掘削底面の隆起が生じる現象、盤ぶくれは難透水層の下面に働く上向きの水圧が上方の土の重さ以上となり掘削底面が浮き上がる現象である(道路土工 仮設構造物工指針)。
- よって(2)の組合せが適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。(イ)はせん断抵抗、(ロ)は土粒子、(ニ)は難透水層である。
- (2)適当。せん断抵抗、土粒子、の隆起、難透水層の組合せである。
- (3)適当でない。(イ)はせん断抵抗、(ハ)は掘削底面の隆起である。
- (4)適当でない。(ロ)は土粒子、(ハ)は隆起、(ニ)は難透水層である。
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令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年7月3日(日)実施) 問題B No.23。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する