鋼橋の溶接の施工上の留意点
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年7月3日(日)実施) 問題A No.18の問題です。論点は「鋼構造物」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鋼橋の溶接における施工上の留意点に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 組立溶接は,本溶接と同様な管理が必要なため,組立終了時までにスラグを除去し,溶接部表面に割れがないことを確認しなければならない。
解き方
- 道路橋示方書・同解説 II鋼橋・鋼部材編(平成29年)は、組立溶接も本溶接と同様の管理が必要であるとし、組立終了時までにスラグを除去し、溶接部表面に割れがないことを確認しなければならないとしている。
- 開先溶接の余盛は、ビード幅に応じた余盛高さの規定範囲内であれば仕上げなくてよい。ピットが一切許されないのは主要部材の突合せ継手や断面を構成するT継手・かど継手であり、すみ肉溶接と部分溶込み開先溶接では1継手につき3個(または継手長1mにつき3個)まで許される。
- すみ肉溶接は等脚が原則であり、不等脚にするとアンダーカット等の欠陥の原因となりやすい。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。余盛高さがビード幅に応じた規定範囲内であれば、仕上げなくてよい。
- (2)適当でない。すみ肉・部分溶込み開先溶接は1継手につき3個(1mにつき3個)までピットを許す。
- (3)適当でない。欠陥を生じやすいのは不等脚の方であり、すみ肉溶接は等脚を原則とする。
- (4)適当。組立溶接も本溶接と同様に管理し、組立終了までにスラグを除去して割れがないことを確認する。
引っかけ:ピットを「あってはならない」とするのは突合せ継手など主要な継手である。継手の種類による許容の違いを押さえる。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年7月3日(日)実施) 問題A No.18。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する