鋼橋に用いる耐候性鋼材
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年7月3日(日)実施) 問題A No.17の問題です。論点は「鋼構造物」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鋼橋に用いる耐候性鋼材に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 耐候性鋼材で緻密なさび層が形成されるには,雨水の滞留等で長い時間湿潤環境が継続しないこと,大気中において乾湿の繰返しを受けないこと等の条件が要求される。
解き方
- 耐候性鋼材は銅・クロム・ニッケル等の合金元素を加えた鋼で、乾湿の繰返しを受けることで表面に緻密な保護性さび層ができ、腐食を抑える(道路橋示方書・同解説 II鋼橋・鋼部材編)。
- 緻密なさび層ができるには、雨水の滞留等で長時間湿潤状態が続かないことと、大気中で乾湿の繰返しを受けることが必要である。(3) は「乾湿の繰返しを受けないこと」としており、逆である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。塩分の付着が少ないことが条件だが、近年は耐塩性を高めた耐候性鋼材も使われている。
- (2)適当。桁端部など局部環境の悪い箇所では、塗装等の防食法の併用を検討する。
- (3)適当でない。緻密なさび層ができるには、乾湿の繰返しを受けることが必要である。
- (4)適当。銅・クロム等の合金元素により保護性さびで鋼材表面を守り、腐食を抑える。
引っかけ:「長時間の湿潤が続かない」と「乾湿の繰返しを受ける」はどちらも必要条件である。前半が正しいので後半の否定を見落としやすい。
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論点ページ:鋼構造物の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年7月3日(日)実施) 問題A No.17。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する