鋼道路橋の架設上の留意事項
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年7月3日(日)実施) 問題A No.16の問題です。論点は「鋼構造物」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鋼道路橋の架設上の留意事項に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 同一の構造物では,ベント工法で架設する場合と片持ち式工法で架設する場合で,鋼自重による死荷重応力は変わらない。
解き方
- 鋼橋の死荷重応力は架設工法によって異なる。ベント工法では支点の多い状態で、片持ち式工法では張出し状態で鋼重が作用するので、完成形が同じでも応力状態が変わる(鋼道路橋施工便覧)。
- そのため架設工法を設計と変える場合は、応力と変形の照査が必要である。(1) は「変わらない」としており、適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。架設工法により鋼重が作用する構造系が異なるので、死荷重応力も変わる。
- (2)適当。箱桁は重く吊りにくいので吊り状態の安全性を確認し、吊金具や補強材は工場で取り付ける。
- (3)適当。連続桁のベント工法では、ジャッキで支点を強制変位させて変形と応力を調整してよい。
- (4)適当。曲線桁は架設の各段階でねじれ・転倒等が生じないよう、重心位置を把握しベント反力を検討する。
引っかけ:完成形が同じでも、架設中にどの構造系で自重を受けたかで応力は変わる。「変わらない」と言い切る記述は疑う。
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論点ページ:鋼構造物の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年7月3日(日)実施) 問題A No.16。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する