アルカリシリカ反応の抑制対策
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年7月4日(日)実施) 問題A No.19の問題です。論点は「コンクリート構造物の劣化・補修」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
コンクリートのアルカリシリカ反応の抑制対策に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 細骨材はアルカリシリカ反応による膨張を生じさせないので,アルカリシリカ反応性試験を省略することができる。
解き方
- アルカリシリカ反応は、反応性の鉱物を含む骨材であれば細骨材でも粗骨材でも生じる。そのため細骨材もアルカリシリカ反応性試験(化学法 JIS A 1145、モルタルバー法 JIS A 1146)で区分を確認する(国土交通省「アルカリ骨材反応抑制対策について」、JIS A 5308)。
- したがって「細骨材は膨張を生じさせないので試験を省略できる」とする(1)が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。細骨材も反応性鉱物を含めば膨張を生じるため、反応性試験は省略できない。
- (2)適当。ペシマム現象により、混合すると単独使用より膨張量が大きくなる場合がある。
- (3)適当。抑制効果のある混合セメントとして、高炉セメントB種はスラグ混合率40%以上とする。
- (4)適当。外部からアルカリ金属イオンや水分が供給される環境では、その侵入の抑制が効果的である。
引っかけ:(2)のペシマム現象は直感に反するが正しい。無害な骨材で薄めれば安全とは限らない。
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→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年7月4日(日)実施) 問題A No.19。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する